拝啓神様…ちょっとチートすぎやしませんか？【ワールドトリガー】 (ページ35)

今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:309,364 hit

第32話　黒トリガー争奪戦② ページ35

迅「やっぱりおれを追ってくるのはアンタ達なんだな」

太「やっぱり？サイドエフェクトで見えていたんだろう？」

迅「まぁね」

と、渾身のどや顔を決めた後屋根から降りる迅。

一回手酷くやられればいいのに。

と思ったことは墓場まで持っていこう。

迅「さてと、仕方ない。やろうか、太刀川さん」

太「ああ」

そういって弧月を引き抜く太刀川。

私も一応臨戦態勢ではある。

気を抜いてたらカメレオンつかった風間さんに後ろからグサッなんて嫌だし。

というか、嫌なこと多いなぁ。

太「久しぶりだなぁ、迅」

二人の世界に入るものいいですけど、こっち忘れないでくれます？

イキイキしちゃって…。

もう成人するいい大人でしょ。馬鹿なの？

空気が張りつめている中、場違いにもそんなことを思った。

前にマイペースすぎるって言われたけど確かにそうかもしれないなぁ。

まだKYじゃないだけマシか。

風間さんもスコーピオンを出して臨戦態勢。

先に動いたのは太刀川。

それに続くように風間さん、そして狙撃、と続く。

一応、私のほうにも狙撃が来たのでよける。

弾が来た方からだいぶ場所が絞り込めるなぁ。

よし、最初に狙撃を一人削ろう。

「迅さ～ん。狙撃を一人削りますね～」

迅「よろしく」

左手にトリオンキューブが出現する。

「バイパー」

当たれば儲け、当たらなくてもまぁ、いいやって感じで打った。

まぁ当たってもすぐにベイルアウトする羽目にはならないだろう。

バン

「もうけっ！」

風「何！？」

太「リアルタイムで軌道を設定した！？」

迅「流石おれの弟子」

「ことあるごとに自分の手柄にするのはよくないと思いますよ～」

一日中訓練室にこもったおかげだっての。

迅と私は若干囲まれ気味である。

まぁ、驚きはあったようだけど流石はプロ。

すぐに立て直した。

弧月を抜いてどうするべきか考える。

まず、隊長が落とせればいいんだけど…。

大体の部隊は頭がいなくなると機能しなくなる。

でも、ここはそうでもなさそうだ。

それこそケースバイケース、臨機応変に対応している。

なら、まず手足を削ぐのが定石でしょ。

迅が動くのと同時に私も動き、浅く傷をつける、または打ち合いをする。

そして、迅が下がったら私も下がる。

こんな人でも師匠だし私より強いのは確実だしね。

言うこと聞いてて損はしないでしょ、戦闘では。