LK&HN:永遠の始まり ページ28
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___________居るわけないと思ってた。
何処かの誰かの空想が伝わっているだけだと、思ってた。
｢……ねえ、いつまで黙ってるの？｣
｢そんなに焦らせちゃだめだよヒョン。今の時代の人はすぐ俺達を受け入れられないんだから｣
__________今日までは。
吸血鬼なんて、居ないと思っていた。
｢でももう何回も説明したじゃん。俺達は吸血鬼で、今からお前の血をもらうよーって｣
｢だから今の時代は吸血鬼の存在が架空の世界のお化けだと思われてるんだって！そこからだよリノヒョン！｣
｢もー……さっさと血欲しいのにこの人間が中途半端なとこで目覚ますからじゃん。ねえ、聞いてる？｣
『……は、い……？』
目の前で繰り広げられる会話は兄弟のようで微笑ましいけど、そんな事を気にしている場合ではない。
周りに目線を向けてみても、近くに置かれている蝋燭が数本あるだけで、薄暗くて得られる情報はここが古いお屋敷のような場所だという事くらい。そして二人の自称吸血鬼は、確かに顔は白くて時々口から牙らしいものも見える。
でも脳内はまだ、完全には吸血鬼が実在することを受け入れられなくて何となく返事をするのが精一杯。
HN｢あーもうだめだこのヒョン。俺から自己紹介するね。
俺はジソン。この時代では信じられていないけど、俺も横のヒョンも吸血鬼なんだ。条件が揃った夜しか活動できないし、同じ国に定住するわけじゃないからちょっといない間にもう架空の存在にされちゃっただけなんだけどね。
で、横にいるのはリノ。リノヒョンって俺は呼んでる｣
LK｢こんな紹介いる？……まあ、これで早く血が吸えるようになるならいいけど。
リノでーす。しようと思えば俺達が人間から吸血鬼になった経緯まで説明できるけど？人間様はそれがお望みですか？｣
『え、あ、いや別にそこまでは……』
正直聞きたいけど、完全に目線で聞くなと訴えられているのでやめた。こっちとしてもこれ以上気分を損ねられたくはないし。
HN｢ごめんね、久しぶりに人に会ったからちょっと手荒な真似して連れてきちゃったから混乱してると思う。聞きたいことあったらなんでも聞いてよ｣
一方落ち着いてる方の吸血鬼……ジソンさんは優しく微笑みかけてくれる。うーん対応も雰囲気も真逆すぎてそれにも混乱する。
けどやっとこちらにターンを譲ってくれるようだし、いろいろ質問させてもらうことにした。
『あの……』
(続きます)
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るぇもん(プロフ) - 細かくて申し訳ないのですがジソナではなくジソンアだと思います… (2022年7月12日 21時) (
レス) @page22 id: 32736c39e3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - サラさん» ほんとですかまたまたお世辞がお上手なんだから、、、ちゃんと神作にできるように頑張ります、、！ (2021年1月30日 19時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - いちごだいふくlikeさん» プロフィール見ました！！プロフィールから漂う神のようなお話の予感…更新頑張ってください！！ (2021年1月29日 22時) (レス) id: 1943299eac (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - 1.0神無月さん» うわああ嬉しいお言葉本当にありがとうございます！！私自身まだ書けていないメンバーもいるので続き作ろうかな、と悩んでいたので嬉しいです！長編の方もありがとうございます！！ (2021年1月29日 21時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - サラさん» お待たせしました！！！取り急ぎ開設したのでよければぜひお読みください！！ (2021年1月29日 21時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすてい | 作成日時：2020年12月7日 15時
