ALL:厄介事とイケメンと ページ21
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ……
聞き慣れたチャイムが鳴り響き、担任の先生が教室に入ってきて淡々と挨拶を始め……
HN｢おはようございます！！！｣
FL｢お、はようござい、ます……！｣
凄まじい足音と共に扉が開く。
｢……あー、ハンジソン。イヨンボギ。大きな声での挨拶は素晴らしい事だが、どうして毎日その素晴らしさを台無しにする登場の仕方なんだ？｣
HN｢そんな……！先生、僕たちは頑張ったんです！だから遅刻とかはめんじ｣
｢よーし2人とも元気が有り余っているようだ。放課後は職員室まできてその元気を生かして雑務を頼むぞー｣
FL｢ああ……ジソナ……｣
うちのクラスの二大イケメン……もとい、二大遅刻魔のジソンとフィリックスくん。
2人とも明るくて面白くて、何よりもお顔がとってもいいので女子生徒内で勝手にファンクラブが出来ているくらいの人気者。
｢それじゃあSHRはここまで。一限は英語表現だ、小テストから始めるからそのつもりでなー｣
先生が去っていって、皆が散り散りになっていく。
そんな中、私の横には、
HN｢Heyそこの賢そうなGirl？ちょっと俺を助けてみない？｣
『ちょっと今は忙しいので』
HN｢単語帳見てるだけにしか僕には見えないなー？どこが忙しいのかなー？｣
『どうしてハンジソンくんはそんなに私に構ってくるのかなー？小テスト直前だから単語帳見てるのは当たり前なんだけどなー？』
HN｢だから助けてほしいんじゃんー！今日小テストなの忘れてたの！お願いA！範囲とヤマ教えてください！｣
『反省って言葉辞書で引いてきて？』
家が隣の幼なじみ、ハンジソン。
イケメンなのも認めるし運動神経もいい、けど如何せん忘れ物が多い。それのせいなのか週始めの小テストは毎週恒例なのに必ず忘れてる。
ため息を吐きながら教える分の条件を何にしようか考えていると、後ろから黄色い歓声が聞こえてくる。
LK｢やーおはようAちゃん｣
『リノ先輩おはようございますいやーやっぱり先輩の腕は逞しいから頭が重いなー』
後ろからきていきなり私の頭を腕置きとしたのはリノ先輩。ジソンと仲良いらしくてよくこの教室に来るんだけど、この方もまたお顔が彫刻みたいに整ってる。
『ジソンは今から私に小テストのヤマを聞くところですよ』
HN｢言わなくていいよ？｣
LK｢ハニちゃんと勉強しないとだめだよ？｣
HN｢ねーAー！｣
『いや事実じゃん』
(続きます)
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るぇもん(プロフ) - 細かくて申し訳ないのですがジソナではなくジソンアだと思います… (2022年7月12日 21時) (
レス) @page22 id: 32736c39e3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - サラさん» ほんとですかまたまたお世辞がお上手なんだから、、、ちゃんと神作にできるように頑張ります、、！ (2021年1月30日 19時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - いちごだいふくlikeさん» プロフィール見ました！！プロフィールから漂う神のようなお話の予感…更新頑張ってください！！ (2021年1月29日 22時) (レス) id: 1943299eac (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - 1.0神無月さん» うわああ嬉しいお言葉本当にありがとうございます！！私自身まだ書けていないメンバーもいるので続き作ろうかな、と悩んでいたので嬉しいです！長編の方もありがとうございます！！ (2021年1月29日 21時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - サラさん» お待たせしました！！！取り急ぎ開設したのでよければぜひお読みください！！ (2021年1月29日 21時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすてい | 作成日時：2020年12月7日 15時
