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車でジソンさんとした話をリノさんにもすれば、
LK｢そりゃ今のままならいくら考えたってそうなるよ。考えるだけ無駄ー｣
と一刀両断された。リノさんらしいと言えばリノさんらしいけれど、私はどうも、前と同じように向こうの様子を窺うだけだということに抵抗があった。
『………』
LK｢……A｣
『はい？』
LK｢何考えてんの。また一人で行動したら怒るからね｣
JS｢そうだよ！それに俺達もAちゃんをきちんと守れなかったら消えちゃうし｣
そう言えば、スンミンさんの死の啓示やら何やらを乗り越えた後、天国を司る神様とご対面した時に二人は思いっきり呪いを掛けられていた。確か、【私が二人と契約関係にあるが故の危険で命を落とすようなことが起これば、即刻二人が消滅する】……とか何とか。
それに今は本当にきちんと自分の意志で契約した共同体同士。私もそろそろ、自分一人で考える癖を直さなければ。
『まだテヒョン君が私に対して好意があるのかも、どういった理由で私に近づいているのかも分かりませんが、一つだけはっきりと考えていることがあるんです』
JS｢うん、｣
『一年前と同じ展開にはなりたくない……ということ、です。テヒョン君を危険な目に遭わせたくないという思いもあるし、私達が危険な目に遭いたくないという思いもあります』
LK｢それは俺達も同じ。もう下手したら消滅するかも、なんてことは勘弁して欲しいよ｣
スンミンさんとの死の啓示を経て、改めてリノさんもジソンさんもヒョンジン君も、皆が生きている今が本当に奇跡なんだと感じた。それほどまでに、自分を含むこの中の誰かが存在しない可能性というのはあの時本当に、すぐ隣に存在していた。
それを知っている今だからこそ。
テヒョン君を、そんな恐ろしい未来へ向かわせてはいけない。
私達が、止めなきゃいけない。
LK｢まあ、別にAもテヒョンとかいう奴に余計な慈悲はないでしょ。1回ヒョンジナを同じ目に遭わせてしまったAの責任感ってだけで｣
『それは、そうかもしれないですが』
JS｢うん。とにかく今俺たちがやることは……｣
『私が、テヒョン君にきちんとハッキリと思いを伝えること』
JS｢そうだね｣
LK｢それであっさり引き下がるとは思えないけど、言わなきゃ話は始まらない。そいつを昔のヒョンジナみたいにしない為にはね｣
勿論リノさんとジソンさんも、私も、そう簡単にいく気はしてなかった。
そしてその予感は、やはり的中してしまう。
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いちごだいふくlike(プロフ) - はじめましてさん» はじめまして！コメントありがとうございます！どのお話も読んでいただけたようでこちらこそ本当にありがとうございます！ぜひたまにでも思い出してもらえたらと思います、！ (2022年6月27日 7時) (
レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
はじめまして - 今朝作品をみつけて一気にはじめから最後まで読み切りました。いろんなENDや続編とても面白かったです。 (2022年6月26日 13時) (レス) @page48 id: dc356df402 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - 錆猫さん» コメントありがとうございます！こちらこそ、最後までお付き合いくださりありがとうございました！！他作品も頑張っていきます……！！！ (2022年4月4日 18時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
錆猫(プロフ) - 完結おめでとうございます🎉なんか、もう、ほんとに最高です…！楽しい時間をありがとうございます！ほかのお話も楽しみしてます！！ (2022年4月4日 14時) (レス) @page48 id: 5bb6e7e4d5 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - 藤さん» コメントありがとうございます！いつもこうしてコメントを下さり、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。これからも末永くお付き合い頂けたら幸いです🤍 (2022年4月4日 4時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすてい | 作成日時：2021年12月1日 0時
