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ar side
俺は周りを見るのが遅すぎた。
山田を気にかけるのが遅すぎた。
その結果が山田をここまで追い詰めてしまった。
だから、少しでも…少しでも山田の心に俺の言葉が伝わって欲しい。
ひとりじゃないってことをわかって欲しい。
「遅くなってごめん。気づかなくてごめん。」
「でも、俺は山田が大好きだから」
「いなくなって欲しくないから」
「悩んでるなら一緒に考えるし、乗り越えてやる」
「お前が地獄のどん底にいるなら、そこから引っ張りあげてやる」
「だからっ、死ぬなんてそんな悲しい選択っ、しないで…」
泣きながら山田を思いっきり抱きしめる。
文字通り全身全霊で想いを伝える。
抱きしめて改めて実感する。
こんな小さなからだで色んなことを背負ってたんだと
いきなり全部重荷を下ろすなんてできないだろうけど。
少しすつでもいい
俺はどんなことでも力になるから。
もしそれでもやりたいという気持ちが少しもないのなら、やめたっていい。
命よりも大事な仕事なんてないんだから。
でも少しでもやりたいと思っているなら、いくらでもフォローするし、助けになる
ym「…大ちゃん。ありがと」
それから俺たちは抱き合ったまましばらく2人で泣いた。
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haru1426(プロフ) - JUMPLOVEさん» 読んでいただいてありがとうございます!そうです!たまに好きな歌を元に描きたくなってしまって(^^;) (2019年11月6日 20時) (レス) id: 31752a0713 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - なんか、「別れ」が桜咲いたよみたいだなぁと思ったんですけど、もしかして素材に使ってます??素敵だなぁって思って…つい気になってコメントしちゃいました(^_^;) (2019年11月4日 23時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:haru_Ariyama | 作成日時:2019年11月4日 20時