ヒーロー殺し ページ36
・
…エンデヴァーの事務所に来て少し経ったある日、
街では、
「キャー！！」
「誰か、助けてくれー！！」
「プロヒーロー！」
…あの脳無が３体、暴れ回っていた。
私も轟も、エンデヴァーとパトロール中だった。
「さあ、行くぞ。」
その時、私と轟のスマホが同時になった。
「…？」
メールが届いていた。
緑谷からだ。
…しかし、住所だけしか添付されていない。
それでも、
私が行動を起こすには十分すぎるほどのものだった。
「…行こう。」
「…ああ。
親父、そっちがひと段落したら、回向通り4丁目に来てくれ。」
「おい、２人とも！」
………緑谷は意味のないメールなんてする奴じゃない。
「…行かなきゃ。」
私は膝に手を当てる。
「藍上、」
「わかってる…って。」
私は轟の手を掴む。
「…離したら落ちるよ。」
「ああ。…頼む。」
轟が頷いたのを確認して私は鏡を投げた。
・
「くっ…」
なんだこれ、動けない…
「お前は生かしておく価値がある。
……こいつとは違ってな、」
ヒーロー殺しは、
飯田君の頭の上に刃物をかざす。
「やめろーーっ！！」
…その時だった。
「っ、チッ」
横から炎が飛んで来た。
「…今日はよく邪魔が入るな…」
「と、轟君…それに、」
飯田君の元へ駆け寄るその少女は、
「藍上君まで…」
『大丈夫、大丈夫』
出会ったあの時の、藍色の髪。
「…もう大丈夫。」
藍上さんだった。
「…緑谷、こういうのはもっと詳しく書くべきだ。
……遅くなっちまっただろ。」
「なんで…」
「なんでって…こっちのセリフだ。
数秒意味を考えた。
一括送信で位置情報だけ教えて来たから…
意味なくそういうことする奴じゃねえからな、お前は。」
すると、藍上さんはゴーグルで前髪をあげる。
「…ホントだよ、
私や轟じゃなかったらどうなってたか。」
その目は、
「…助ける、絶対に！」
力強い光を放っていた。
・
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まうる - 大好き！応援してます。 (2021年11月12日 17時) (
レス) id: c408544a16 (このIDを非表示/違反報告)
ここな(プロフ) - 私は文章は書けないし、こんなに沢山の人がお気に入りにしてる程の文章が書けるなんて凄いと思う。言いたいことを〜の人とUJって人は別人を装ってるけど同じ人でしょう。ＩＤ同じだものね。いちいち文句書き込んだり、考えが浅い。 (2019年4月10日 8時) (レス) id: d86714caa1 (このIDを非表示/違反報告)
ここな(プロフ) - 1次創作も2次創作も、それぞれの作者の世界観で書いてるから、当然合うもの合わないもの人それぞれ。この小説を読みに来てる人はこの世界観が好きなわけだ。合わないなら見なきゃいいだけ。 (2019年4月10日 8時) (レス) id: d86714caa1 (このIDを非表示/違反報告)
豆花 - ここなさんと同意見だわ。だったらちゃんとしたストーリーで小説書けんのかよって思うwwちなみに自分は驚くほど文才と語彙力ないから無理だわ(つまり作者さん凄い)ww (2019年4月10日 0時) (レス) id: 9cf03f9072 (このIDを非表示/違反報告)
豆花 - このコメとは関係なしにこの作品好きだから、作者さんこれからも頑張ってくださいね。応援してますよ！ (2019年4月10日 0時) (レス) id: 9cf03f9072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ x他1人 | 作成日時：2018年9月1日 16時
