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私は魔法使い。
…本物だからね?疑わないでね?
1号君が信じてないのは知ってるけど、
これが事実なんだから、しょうがないよね。
私が人間界にやってきたのは
深い深〜い訳がある。
…あれは、つい1ヶ月前の事だった。
.
「A、」
「はーい」
ここは人間界とは違う世界、いわゆる魔界。
魔界では、クルマとか、シンカンセンはない。
だって移動は箒だもん。
どこまでだって飛んでいけるから、
乗り物なんていらないの。
だから、科学、なんてない。
人間界では、
魔法は科学的に言って有り得ない、
なんて言うけど、
私たちの住む魔界には、科学なんていらない。
…とまぁ、魔界の紹介はこのくらいにして。
「Aー、校長先生が呼んでるー」
魔界での幼馴染、
コウキが箒で飛んできた。
「わかってるって。
コウキは、心配性だねー」
「ばっ……ちげーよ!」
何をそんなに否定してんだろ。
「はいはい。おじいちゃーん、どうかしたー?」
急いでおじいちゃんのところへ行った。
もちろん飛んで。
「A、今日は大事な話があるんじゃ。
あとでわしの部屋に来なさい。」
「?わかった。」
私のおじいちゃんは、大魔法使い。
この世界の1番えらい人なの。
と同時に、
私が通っている魔法学校の校長先生でもある。
私は、そんな大魔法使いのおじいちゃんの血を
強く受け継いだみたいで、
魔法の授業ではダントツで1位。
それが自慢なんだ。
.
「で、どうしたの?」
校長室に入ると、
おじいちゃんが何やら難しい顔で
腕を組んでいた。
「本題に入る前に、A、
………人間を知ってるな?」
人間?
「うん。授業で習ったよ。
魔法が使えない人たちでしょ?」
「そうだ。ーーーーーーー」
「………え?」
・
こうして私は、
ある“ミッション”を成功させるために、
人間界へやって来た。
その“ミッション”がなんなのか………
・
・
それは、3ヶ月後に。
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あや - ミナさんの小説、ほんとに面白すぎます!私にはこんな文才ないんでうらやましいです…これからも頑張ってくだい!応援しています! (2020年5月29日 14時) (レス) id: c76ac59f23 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - シグさんSさん» ホントなんですよ笑 でもそう言ってもらえて嬉しいです!また思いついたら挑戦してみようと思います! (2018年12月24日 9時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
シグさんS - 面白かったです!…初めてのファンタジー?うそだぁ。絶対初めてじゃないって。こんな面白いのに初めてっヤバイって。というレベルで面白かったです!これからも頑張って下さい! (2018年12月23日 21時) (レス) id: e6f3c704f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 如月 唯奈さん» ですです笑 でも上手くできていたならよかったです! (2018年12月23日 8時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
如月 唯奈 - え?初めてなんですか?話の展開とか、面白いので二週繰り返して見てしまいましたっ! (2018年12月22日 22時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミナ | 作成日時:2018年6月28日 17時