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…声も昨日の奴で間違いない。
どうなってるんだ?昨日のはやっぱり…現実?
いや、そんなわけ………
「おーい悠斗ー、どうした?
あ、まさか輝夜さんに惚れたとか?(笑」
「…そんなわけないだろ。
本気で言ってるのか?」
卓也を睨む。
「おぉ、怖い怖い。
でもさー、転校生初日であれだぞ?
すげーわ、輝夜さん。」
卓也の視線を辿ると、
クラスメイトに囲まれているあいつがいた。
…まぁ納得できる。
あいつは容姿は整ってる方で、
HRでの明るい挨拶で、
クラスメイトの印象はバッチリ。
…でも、昨日のはあいつだったのか?
他人の空似って可能性もあるしな。
…うん、きっとそうだ。
「おーい、戻ってこーい。
お前、ホントどした?変だぞ?」
「……なぁ卓也、魔法使いって信じるか?」
興味本意で聞いてみると、
「………お前、ホントどうしたんだよ。
いるわけねーじゃん。」
と、本気で心配された。
………だよな。ホント、俺どうしたんだろう。
「だよな。昨日変な夢見てさ。」
「そっか。
じゃ、俺も輝夜さんと話して来るわ。」
と、あいつの元に行った。
ふと、あいつの顔を見る。
昨日は夜で、暗くてあまり見えなかったけど、
昨日の自称魔法使いと、
他人の空似にしては似過ぎだ。
…まぁ、偶然だよな。
ふとこちらを見たあいつと少しだけ目があった。
すると、なぜかあいつは目を輝かせた。
あ、やばい。
俺は急いで目を逸らした。
だけど…
.
「どうしたの、結菜ちゃん。」
「ねぇ、あそこで座ってる男の子は誰?」
「え?あぁ、石原悠斗君だよ。
なんでも出来る、優等生。」
「ふーん、石原君ねぇ。」
「石原君がどうかしたの?」
「ううん、なんでもない。
ちょっと面白そうだなーって。」
「えぇ?石原君って、
すっごいクールだよ?」
「ま、いろいろ面白そう。」
「ふーん?」
.
……なんだか、とても嫌な予感がした。
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あや - ミナさんの小説、ほんとに面白すぎます!私にはこんな文才ないんでうらやましいです…これからも頑張ってくだい!応援しています! (2020年5月29日 14時) (レス) id: c76ac59f23 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - シグさんSさん» ホントなんですよ笑 でもそう言ってもらえて嬉しいです!また思いついたら挑戦してみようと思います! (2018年12月24日 9時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
シグさんS - 面白かったです!…初めてのファンタジー?うそだぁ。絶対初めてじゃないって。こんな面白いのに初めてっヤバイって。というレベルで面白かったです!これからも頑張って下さい! (2018年12月23日 21時) (レス) id: e6f3c704f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 如月 唯奈さん» ですです笑 でも上手くできていたならよかったです! (2018年12月23日 8時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
如月 唯奈 - え?初めてなんですか?話の展開とか、面白いので二週繰り返して見てしまいましたっ! (2018年12月22日 22時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミナ | 作成日時:2018年6月28日 17時