恋した相手は、魔法使いの君でした。【名前変換オリジナル】

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「じゃ、そういうことだから。



バイバイ、石原君。」








「あ、ま、待て。」






輝夜はカバンを持って


帰ろうとしたから、






俺は特に何も考えずに引き止めた。








「なに？」







不思議そうに俺を見る。








「…昨日は悪かった。




あんなこと言って。






ただの八つ当たりだった。









…ごめん。」







…俺はどうしてこうも



冷たい言い方しか出来ないんだろう。







こいつへの感情を自覚してから、




ますます緊張する。







失敗した…







そう思ったけど、







「え、そんなことまだ気にしてたの？



わざわざ謝ってくれてありがとー。」







案外気にしてなかった。







って、なんでだ？







「え、お前、


まだ気にしてたんじゃないのか？」








あんなに悲しそうにしてたのに。







「いやー？別に気にしてないよ？」







マジか…そう思ったけど、







「よかった…」









小声であいつがボソッと言ったのを、



俺は聞き逃さなかった。








「じゃ、これからも助手よろしく！」









また勝手に助手になってるし…








でも、俺は否定せず、少しだけ口角を上げた。








まあ、







「分かったよ。」







「え、マジで！？ありがと！」







今は、こういう関係も悪くない、と思った。









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