プロローグ ページ1
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「石原君は本当に優秀ねぇ。」
「本当、将来が楽しみだよ。」
・
俺は昔から、こう言われ続けてきた。
「…ありがとうございます。
そう言っていただけてありがたいです。」
とりあえず敬語で先生にお礼を言う。
そんな俺を見て、周りは
「石原って、
本当に絵に描いたような優等生だよなー」
「さすが石原君!クール!」
…とまあこんな感じだ。
絵に描いたような優等生?
絵に描いたようなって、どんな絵だよ。
さすが石原君?
なんで俺はできて当たり前、
みたいな感じで言われるんだよ。
………意味がわからない。
俺は努力してるのに。
才能がある、とかふざけるな。
……あーあ、
なんで俺はこんな風になってしまったんだろう。
いつのまにか周りを見て
こんなに嫌なしか言えなくなってしまった。
周りはいつもうるさい。
もう少し静かにできないのかよ。
周りを嫌いになっていた俺は……
そんな自分が一番大嫌いだ。
そんな俺を変えたのは、
「ねえねえ人間君、
君、この私の助手にならない!?」
とてつもなくメチャクチャで、
いつもうるさいくらいに明るく元気で、
「私、魔法使いなんだー」
…魔法使いの君だった。
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あや - ミナさんの小説、ほんとに面白すぎます!私にはこんな文才ないんでうらやましいです…これからも頑張ってくだい!応援しています! (2020年5月29日 14時) (レス) id: c76ac59f23 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - シグさんSさん» ホントなんですよ笑 でもそう言ってもらえて嬉しいです!また思いついたら挑戦してみようと思います! (2018年12月24日 9時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
シグさんS - 面白かったです!…初めてのファンタジー?うそだぁ。絶対初めてじゃないって。こんな面白いのに初めてっヤバイって。というレベルで面白かったです!これからも頑張って下さい! (2018年12月23日 21時) (レス) id: e6f3c704f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 如月 唯奈さん» ですです笑 でも上手くできていたならよかったです! (2018年12月23日 8時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
如月 唯奈 - え?初めてなんですか?話の展開とか、面白いので二週繰り返して見てしまいましたっ! (2018年12月22日 22時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミナ | 作成日時:2018年6月28日 17時