妖《壱》 ページ36
「…これは、、」
一体どういう事だろうか
ホテルハイタワーの薄暗い廊下。黒を纏った、まるで鴉のような男は自身を映していた鏡を下ろして、目の前の状況に驚いていた
どうしたものか。上に報告すべきなのであるが、このまま、この場から離れるのもいささか気が引ける
しかし残念ながら、自分は携帯電話と呼ばれる便利な物は所持しておらず、ましてやテレパシーなんてものもない
普段冷静である彼でも、暫くそこに突っ立ったまま、何も出来なかった
それほど、彼にとっても今の状況は異質であるのだ
それもそのはず
魔力で封じられているはずのこの場所に"人間の女"が倒れているなど、異質以外の何でもないのだから
ーーーーー
ーーー
ー
「う、、」
ベットの方から微かな声が聞こえた。どうやらお目覚めのようだ
ちらりと、そちらに目をやれば、辺りを見回して怪訝な表情をしている"彼女"が見えた。ベットからは死角なのか、向こうは自分には気付いていないらしい
持っていた鏡をテーブルに置いて、私がそちらに歩み寄ると、彼女は怪訝そうな顔から恐怖に怯える表情に変わった
『怯える』という事は、なぜ自分がここに居るのか分かってないということだろうか。それはつまり、ここに居るという事に対し、なんの策略もなかったという事になる
それとも、何らかの目的があってホテルハイタワーに侵入したが、運悪く捕まってしまった事から来る怯えなのか
はたまた、怯えたのも、倒れていたのも、全てただの演技か
彼女を客室に運んだ後、この事をＶさんに報告すると、自分は今からリクルーティングだから変わりにお前が其奴の正体を見抜いておけ、との命令を得た
彼女は、"何"だろうか
「君は、どうやって、あの場所にいた？」
冷たく、とまではいかないが、態と明らかな警戒を顕にして問うた
『不審なところがあれば、即刻攻撃を開始する』
そんな事を暗に示し、相手の真意を探る為
倒れていた時も今も彼女から魔力の気配はこれっぽちも感じられないし、ましてや、侵入者の魔力の気配もなかったはず。
しかし、手違いで"人間"の彼女が紛れ込んでしまったというなら、気配が無かったことも納得出来る。
が、もしそうでなかったら。彼女が相当の手慣れで"人間"を装っていたとしたら。膨大な魔力の気配ですらその魔力で覆い隠して、"人間"に化けているのかもしれない
さぁ、君の正体を暴いてみせようか
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だきまくら - あいむさん» ですね...なんというか噂的にも...ね... 手下たちにからかわれて、Mr.にも絡まれてあのわちゃわちゃしたリクが好き 免許皆伝して、スキャちゃんが離れていくと考えると涙が... 守りたいあの笑顔、本当にその通りです！ (2018年9月18日 22時) (
レス) id: d9c9a58c34 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - だきまくらさん» 演出凄いですよね！嬉しいけどどこか複雑な感情になってしまいますが...笑 相変わらずのお茶目さで場を和ませて貰いたいです。。守りたいあの笑顔 (2018年9月17日 13時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
だきまくら - あいむさん» 今回、初期のような演出で沢山の手下さんたちと会えるという！！ スキャちゃん、動画で見ました！めっちゃくちゃ美しかったです！けど、お茶目な一面は変わってなくて安心しました笑 頑張りますーーー！！！ (2018年9月15日 0時) (レス) id: d9c9a58c34 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - だきまくらさん» 始まりましたね！！昨日お会いしてきたんですが、もう、最高でした...泣 スキャちゃんやばいです妖艶です。← 頑張ってください〜〜〜！！ (2018年9月12日 15時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
だきまくら - あいむさん» Dハロ始まりましたねぇ！ 手下さんたちも美しさが増していて、スキャちゃんも...！ どうにかして行きたいんですよ笑 今、色々必死です笑 (2018年9月11日 1時) (レス) id: d9c9a58c34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいむ | 作成日時：2018年5月23日 23時
