私のモノ��(マルフィ)※Sada様リクエスト ページ23
夢主設定
・人間
ーーーーーー
注意
・マルフィがヤンデレちっく
ーーーーーー
夕刻時の橙の光が世界を照らす中、1羽の真黒な鴉が森の奥の小さな古城のバルコニーに降り立った
鴉の足が地面についた瞬間、その姿は忽ち見目麗しい人間の姿となり、その漆黒の羽は尚も彼を包むように、黒のジャケットとなる
ふう、と息を吐き紫色のシャツの襟を正しながら、彼はそのまま歩みを進め開いている窓から城へと入っていった
入った一室は薄暗く、どこか冷たい雰囲気の部屋
広い部屋のその一角には暗い紫の天蓋付きのベットがあり、その端のシーツが不自然に盛り上がっていた
そちらに視線を向けると彼はこれまた美しく口端を釣り上げる
ベッド脇まで歩み寄り、ふわ、とその盛り上がっている部分を撫で
「ちゃんといい子にしていたかい？」
と、声をかけた
ぴくり、と動いたそれはゆっくりとシーツから姿を現す
紫と黒を基調としたドレス。手入れの行き届いた綺麗な黒髪。髪とは対象的に透けてしまいそうな程白い肌
ーーあぁ、本当に美しい
全く変わることの無い美しさに鴉は目を細める
白い頬に手を伸ばして撫でてやると、彼女は一度ぴく、と肩を震わせた
その姿に思わず喉の奥がなる
「久しぶりだね。きちんとご飯は食べていたかい？君の為に毎食魔法で用意していたのだけど、気付いてくれた？」
優しげな声でそう言うと、彼女はコクリと首を縦に振る。
「そう、気付いていたのならよかった。
…分かってるだろうけど、君は私がいないと生きていけないからね。私が食事を用意するのをやめていれば君は簡単に死んでいたんだよ」
彼女の頬を撫でていた手をつつーっと下に下ろせばそこにあるのは細い首
ほんの少し爪をたててみれば、伏せられていた目が鴉の方を見上げる
その目は彼に対する恐怖に支配されていた
「こんな風に命の危機を感じても、それでも君はここから出ていけない。何せ君は
嫌われ者、だからね」
顔を近づけ耳元でそう言ってやると、彼女の瞳が微かに涙に潤む
「おやおや……大丈夫さ、私が守ってあげるからね」
首から手をはずし、そっと彼女の小さな身体を包み込んだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 125人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
だきまくら - あいむさん» ですね...なんというか噂的にも...ね... 手下たちにからかわれて、Mr.にも絡まれてあのわちゃわちゃしたリクが好き 免許皆伝して、スキャちゃんが離れていくと考えると涙が... 守りたいあの笑顔、本当にその通りです！ (2018年9月18日 22時) (
レス) id: d9c9a58c34 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - だきまくらさん» 演出凄いですよね！嬉しいけどどこか複雑な感情になってしまいますが...笑 相変わらずのお茶目さで場を和ませて貰いたいです。。守りたいあの笑顔 (2018年9月17日 13時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
だきまくら - あいむさん» 今回、初期のような演出で沢山の手下さんたちと会えるという！！ スキャちゃん、動画で見ました！めっちゃくちゃ美しかったです！けど、お茶目な一面は変わってなくて安心しました笑 頑張りますーーー！！！ (2018年9月15日 0時) (レス) id: d9c9a58c34 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - だきまくらさん» 始まりましたね！！昨日お会いしてきたんですが、もう、最高でした...泣 スキャちゃんやばいです妖艶です。← 頑張ってください〜〜〜！！ (2018年9月12日 15時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
だきまくら - あいむさん» Dハロ始まりましたねぇ！ 手下さんたちも美しさが増していて、スキャちゃんも...！ どうにかして行きたいんですよ笑 今、色々必死です笑 (2018年9月11日 1時) (レス) id: d9c9a58c34 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あいむ | 作成日時：2018年5月23日 23時
