じゅじゅカレとの日常【短編集】

女の子の日*五条悟*(ゆず様リクエスト) ページ11

ゆず様リクエスト
ありがとうございます♡
【女の子の日のAちゃんを五条が看病する話】

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『……死ぬ……無理……。』


午後13時。
Aは両手でお腹を抱え、リビングの床に蹲る。
昨日の夜レディースデイになってしまい、今日に至る。
つまりは2日目だ。
女の子ならお分かりいただけるだろうが、1番の地獄。難所。


薬を飲もうと寝室から台所に行こうとしたのだが、もう限界。
中間地点であるリビングで力尽きてしまった。
下腹部が痛すぎて動けない。


同棲している五条は、昨日から出張で不在。
多忙な特級だし、いつ帰ってくるか分からない。
A自身は今日はオフだった為良かったが、明日はヤバいかもしれない。
明日どころか今日もう既に死にそう。
目瞑ったら絶対に意識飛ぶ。


「たっだいまー！A生きてるー？」


『…………えっ…………？』


突然玄関の扉がガチャリと開き、リビングに彼氏である五条が入って来た。


『何で……出張じゃ……。』


「Aそろそろかなーって思って秒で終わらせてきた♡大丈夫？顔面蒼白だけど。」


そう言った五条は、お腹を抱えて床に座っているAの目の前でしゃがみ、目線を合わせる。


『死にそう……。お薬飲みたい……。』


「えーでもご飯まだでしょ？パパっと作ってあげるからそれまで我慢出来そう？」


Aはその言葉に、コクリと頷く。


「ん。偉いね。じゃあAはベッド行こっか。」


五条はAの頭をひと撫でした後横抱きし、リビングから寝室へと運んだ。


･


「はい、あーん♡」


『自分で食べれるよ……！』


「駄目でーす。こういう時くらい甘えなー？」


五条が作ったものは、野菜たっぷりのスープだ。
生姜も入っているから、暖まって丁度いい。


「ほらほら。悟くんが折角作ったのに冷めちゃうよー？あーん。」


『ぐっ……。』


堪忍したAは、口の前まで持ってこられたスプーンを、小さな口でパクリ。


『……おいひい……。』


「良かった。熱くない？フーフーしてあげよっか？」


『それはちょっと……。』


「マジで嫌そうな顔しないでよ。」


･


食後に薬を飲んだAは、ベッドに横になりスヤスヤと眠っている。
五条はベッドの隅に座り、Aの頭を撫でながらその様子を見つめる。


「さて……。治ったら何してもらおうかな……。」


そう呟いた五条は、Aの頬にキスを落とした。


1週間後、抱き潰されたのは言うまでもない。

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