映画 *五条悟(高専)* ページ1
とある平日。
珍しく任務の入っていなかった彼……悟くんに部屋で映画を観ようと半ば強引に誘われ、悟くんの部屋のソファに2人並んで座って、映画を観ている。
特級呪術師である彼は、多忙な毎日を送っている。
休みなど、ひと月で片手で数えられる位しかない。
いや、それよりも少ない。
3級止まりのわたしとは大違いだ。
そんな彼の貴重な休みをわたしなんかと過ごすなんて申し訳ないなぁ、何て思いながら、テレビの画面を見つめる。
映画の内容は、ちょっと大人っぽいラブストーリー。
当然、そういうシーンも流れる訳で。
終盤に差し掛かった所で、それは来た。
『……ひゃ…………』
そういう経験の無いAは、恥ずかしくて思わず画面から顔を逸らす。
所謂家族と観たら間違いなく気まずくなるあのシーンがちょっと……いや、かなり苦手でそういう映画やドラマも避けまくってきた為、耐性が無いのだ。
顔を真っ赤にして俯いているAを、五条はジッ……と見つめている。
五「何お前、こういうの苦手なの」
お子ちゃま、と、五条はゲラゲラと笑う。
『……は、恥ずかしいんだもん……』
五「ふーん……」
カップルで、しかも2人きりの部屋でそういうシーンを見て甘い雰囲気にならない筈も無く。
五条は大きな手で、俯いているAの頬をするりと撫でた。
その瞬間、ビクッとAの肩が跳ね、紅く染まっていた頬はさらに紅くなり、耳まで紅くなった。
五「……おい、こっち向けよ」
五条は、熱っぽい視線でAを見つめる。
『………………………』
五「おい、」
『…………………………』
五「てめっ……」
痺れを切らした五条は、俯いてるAの顔を覗き込み、強引にキスをした。
『んむっ……』
五「ふはっ……色気のねぇ声だな」
『……さ、悟く、まっ……』
五「待たねぇ」
五条は、Aの口内に自身の舌を強引にねじ込む。
『……っ……ふ……っ……んん……』
室内には、いやらしい音が鳴り響く。
しばらく堪能したところで、唇を離す。
Aの口から垂れる雫を、五条は親指で拭った。
Aは肩で息をし、目は潤んでいる。
五「……A、」
『…………せ、』
五「……あ?」
『…………せくはらっ…………!!』
五「…………はあぁっ…………!?」
そう言い残したAは部屋から飛び出して行った。
完全にする気満々だった五条は、1人ソファで項垂れている。
五「……かーわい……」
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華菜『偽名』 - もちろんお時間があればでいいです! (2021年11月3日 21時) (レス) id: 0fc6b946c5 (このIDを非表示/違反報告)
華菜『偽名』 - リク&コメ失礼します!『乙骨憂太』で『任務中呪霊の攻撃をかばって倒れた』なんでどうでしょうか?…そして単純な欲望&書いてほしさで『夏油傑』で『風邪で倒れた』はどうでしょうか…なぜか倒れた系統が好きなんです…小説とってもよかったです!! (2021年11月3日 21時) (レス) @page6 id: 0fc6b946c5 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 刻卯さん» はーいよー!!! (2021年9月19日 20時) (レス) id: fa378eaf30 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 怜さん» 五条人気ですもんねー!五条以外ももちろんドシドシお待ちしてますよー(ムフムフ (2021年9月19日 20時) (レス) id: fa378eaf30 (このIDを非表示/違反報告)
刻卯(プロフ) - はるさん» あー迷う。。。めちゃ迷うのだが。。。んーここは付き合うまでながれで!! (2021年9月19日 16時) (レス) id: 1c6cfaebb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はる | 作成日時:2021年7月23日 11時