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ダンスパーティーの前日となった
あの日からロンとは口を聞いていない
他の人から誘われたりもしたが、OKする気になれず全て断ってしまった
おかげでまだパートナーは決まってすらいない
みんなが楽しそうに明日のことを話す中、私はパーティーを欠席しようかと迷っていた
だって、パートナーが居ないんじゃパーティーに行っても笑いものでしょ？
───────
あっという間に夜になりさっさと寝てしまおうと思ったがなかなか寝付けない
ホットミルクでも飲もうかと談話室に降りると人の影があった
｢……ロン｣
｢！A｣
最近はずっとロンの顔を見ないようにして過ごしてきた
見たら泣いてしまいそうだったから
もうパートナーは決まったのかしら
今ダンスパーティーの話をされたら確実に泣いてしまう
｢まさかロンがいるなんて思わなかったわ
おじゃましちゃったわね｣
そう言って部屋へ戻ろうとしたが、ロンに腕を掴まれた
｢……どうしたの？｣
｢あの、さ……ダンスパーティーのことなんだけど
僕、この前酷いこと言ってごめん……｣
まさかロンの方から謝ってくるなんて思いもしなかった
今までの喧嘩は私が折れていたのに、なんて驚きつつ
｢気にしてないわ、
もう夜遅いし部屋に戻りましょ？｣
なんて作り笑いで返す
それでもロンは私の手を離そうとしない
｢その……もうパートナーは決まったかい、？｣
そこで私の中の何かがプツリと切れた
｢、いないわよ！全部断ったわ！！
誰のせいでパートナーがいないと思ってるのよ！！｣
ロンが驚いた顔で私を見る
｢な、泣かないで｣
私は知らぬ間に泣いていたらしい、頬を伝った涙をロンがぎこちなく拭ってくれる
その不器用な優しさが好きなのに、あなたはその手で他の子の涙を拭ってしまうの、？
涙を流し続けていると、ロンが口を開いた
｢えっと……僕もパートナーがいないんだ
その、誘いたかった子と……喧嘩しちゃって｣
ロンのその言葉に目を見開く
止まらなかった涙が引っ込んだ
｢だから、今から誘おうと思うんだけど…どう思う？｣
もっとストレートに誘いなさいよ、なんて思ったが
ロンのそんなところも好きなのだ
｢遅すぎるお誘いだけど、いい返事が貰えると思うわ｣
不器用な人
でも私本当に
不器用な貴方が大好きよ
2025.03.06
【不器用な君が好き/R.W】
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ステラ(プロフ) - リクエストでルーピン先生の誕生のお話しをお願いしますね！ (3月12日 15時) (
レス) @page12 id: 77f430fdd5 (このIDを非表示/違反報告)
aomushi(プロフ) - スピカブラックさん» お返事遅くなり申し訳ないです💦リクエストありがとうございます！！了解しました🙌🏻 (3月6日 22時) (レス) id: 513d96beee (このIDを非表示/違反報告)
スピカブラック - リクエストでシリウスの姉で書いて欲しいです (3月3日 11時) (レス) id: a530b04d68 (このIDを非表示/違反報告)
aomushi(プロフ) - はじめまして！大好きだなんてとっても嬉しいです🤭はげみになります！リクエスト了解しました🙆🏻♀️ (2月23日 9時) (レス) id: 513d96beee (このIDを非表示/違反報告)
スピカブラック - aomushiさん» はい (2月23日 8時) (レス) id: a530b04d68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aomushi_des | 作成日時：2025年2月21日 23時
