Happybirthday!! / F.W&G.W ページ14
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3月の下旬に入ったある日、私は頭を悩ませていた
フレッドとジョージの誕生日プレゼントを1週間も前から考えているのに中々いい案が思いつかないのだ
今年は2人と付き合って初めての誕生日だしなにか特別なものをあげたいのに……
ぐるぐると考えながら談話室の椅子に座っていると、大きな声で名前を呼ばれた
｢A！｣
突然のことに驚き思わずびくりと肩を揺らす
隣を見ると、そこにはハーマイオニーがいた
｢もう！何回も声をかけてたのよ！どうかしたの？｣
私は自分が思ったよりも深刻そうな顔をしていたらしい、心配そうに私の顔を覗き込んでくるハーマイオニー
彼女に聞けば何かいい意見が貰えるかも！と思い悩みを打ち明けるとハーマイオニーは少し考え込んだ後口を開いた
｢なにか……手作りのものを渡してみたらどう？
愛情が籠っている感じがして、とてもいいと思わない？｣
それだ！ハーマイオニーの言葉にピンと来た私は、彼女にお礼を言うと急いで地下の厨房に足を運んだ
厨房への入り方はフレッドとジョージに嫌という程聞かされていたから覚えている
果物が盛ってある器の絵の梨をくすぐると、裏にある隠し戸が開いた
中に入ると美味しそうな匂いが漂ってくる
｢あの、しもべ妖精さん。今月の31日、ここでケーキを作らせて欲しいの。大切な人達の誕生日で……｣
そう私が話しかけると、しもべ妖精達は快く受け入れてくれた上に｢是非お手伝いさせてくださいませ！｣と優しい言葉もかけてくれた
──────
31日の朝食の後、私は急いで厨房に向かった
途中でフレッドとジョージに捕まりそうになったがハーマイオニーが何とか誤魔化してくれたので振り切れた
厨房に着くと、しもべ妖精達が待ってましたと言わんばかりに私をキッチンに連れて行ってくれたので、すぐに作業に取り掛かることができた
｢……また失敗｣
実を言うと私は料理が少し……いや、死ぬほど苦手だ
現に今も目の前には失敗作の山が積み上げられている
これにはしもべ妖精達もどうしたものかとオロオロしていた
自分の不器用さに腹が立って仕方がない
少し心が折れかけたが、しもべ妖精達が｢できますよ！｣と励ましながら何度も手伝ってくれたので、何とか完成させることができた
｢あとはリボンを結べば……できた！！｣
箱に入れ、仕上げに可愛くリボンを付ける
自分で出来たことが嬉しくて頬が緩むのがわかった
しもべ妖精達も喜んでくれて感謝でいっぱいになった
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ステラ(プロフ) - リクエストでルーピン先生の誕生のお話しをお願いしますね！ (3月12日 15時) (
レス) @page12 id: 77f430fdd5 (このIDを非表示/違反報告)
aomushi(プロフ) - スピカブラックさん» お返事遅くなり申し訳ないです💦リクエストありがとうございます！！了解しました🙌🏻 (3月6日 22時) (レス) id: 513d96beee (このIDを非表示/違反報告)
スピカブラック - リクエストでシリウスの姉で書いて欲しいです (3月3日 11時) (レス) id: a530b04d68 (このIDを非表示/違反報告)
aomushi(プロフ) - はじめまして！大好きだなんてとっても嬉しいです🤭はげみになります！リクエスト了解しました🙆🏻♀️ (2月23日 9時) (レス) id: 513d96beee (このIDを非表示/違反報告)
スピカブラック - aomushiさん» はい (2月23日 8時) (レス) id: a530b04d68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aomushi_des | 作成日時：2025年2月21日 23時
