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「おい、Aも何か文句言ってやれよ！」
少し離れたところで思わずボーっとしていた少女に、話しかけるエース。
その後ろではトレイが楽しそうに笑っている。
「…あ、ごめん。ボーっとしてたや。」
少女はアハハと笑いながらエースたちの元へと近づく。
「それにしても酷いですよ、トレイさん。この世界では本当に入れるのかと思ってしまいました。…嘘がお上手ですね。」
＿あの人みたいに。
少女は心の中で幻太郎を思い浮かべながらトレイを見る。
「あはは、まぁ純粋なのは良い事でもあるんだがな。」
トレイはクスクスと先ほどのみんなの反応を楽しみながら生クリームを取り出す。
「次にクリームを…あっ！」
トレイはクリームの量を見て、＿しまった！という表情をする。
「どーしたんすか？」
エースがいち早くそれに反応し、理由を問いかけると、
「お前たちがたくさん栗を取って来てくれたから、調子に乗ってマロンペーストを作り過ぎた。混ぜる生クリームが少し足りないなぁ。」
どうやら生クリーム量が足りなかったようだ。
確かに今のままのペーストは少し固めだ。きちんと生クリームで伸ばした方が良いだろう。
「あ、なら僕、買ってきますよ。学内の購買部で売ってますか？」
そこに救世主が現れる。
デュースだ。
「あの店、だいたい何でも揃ってるから置いてると思うぞ。ついでに他にも買い出し頼んでいいか？」
「はい！」
「ありがとな、じゃあ…牛乳２パック、卵２パック、アルミカップと果物の缶詰５つと…」
この男、意外と頼む。
この量だと流石のデュースも１人では無理だろう。
「１人じゃ持ち切れそうにないな…。」
「あ、じゃあ私も行くよ。」
デュースが誰かもう1人連れていこうかと考えていた時、少女が立候補する。
「A、良いのか？荷物を持たせてしまうが…」
「良いよ良いよ〜私力持ちだから！それに、購買部って気になるし！」
少女の腕を心配してくれるデュース。だが、それには及ばない。
理由は少女だからだ。
少女は力こぶを見せながら笑顔で大丈夫だとデュースに言う。
「それならオレ様も行くんだゾっ！もう粉を混ぜ混ぜするの疲れた〜。」
グリムは少女の肩に飛び乗り、おでこをグリグリ押し付ける。
「ふふっ、はいはい。一緒に行こう、グリム。」
「じゃあ、トレイ先輩。行ってきます。」
「あぁ、デュース、A、グリム。よろしく頼むよ。」
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芋けんぴ(プロフ) - Ｒ−アル−さん» しみわたりました！！ (2021年7月25日 1時) (
レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ−アル−(プロフ) - 芋けんぴさん» 五臓六腑に？！？！ (2021年7月19日 20時) (レス) id: 4d2464a69b (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 無題さん» ご指摘ありがとうございます。ただちに訂正して参ります！ (2021年7月14日 7時) (レス) id: e6e71631e0 (このIDを非表示/違反報告)
無題 - 突然失礼します。20-1の決闘が血統になってます。 (2021年7月14日 6時) (レス) id: 6b1b4e2ad9 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - どんさん» そうですか…。すみません、謝らせてしまって。 昔に一度試してみたのですが、出来なくて…。別の方法を探してみます。(´;ω;｀)一応、イメージイラストはちゃんとあるんですよ…。 (2021年7月12日 18時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2021年1月6日 22時
