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グリムは昨夜の悔しさで朝からプンプンしている。
そんな姿も可愛らしい。少女はグリムを引き寄せてそのお腹に顔を埋めた。
「お前はジョーカーを引いたとき、顔に出過ぎだ。」
デュースがくすりと笑いながらグリムに言う。
グリムはまだ悔しそうだが、何も言えずただ少女の頭をぐちゃぐちゃにしていく。
「ケイトくん、おはよう。今から朝ご飯にしようと…ケイトくん？」
少女はグリムを話してボサボサの頭で近づく。
女としてどうかと思うが、何も言うまい。
ケイトは少女の姿をボーっと眺める。
「Aちゃん、随分雰囲気が違うね。」
「ん？あ、あぁ。これ19歳のそのままの私の姿だったや。」
思い返すと、ケイトが薬を飲む前の少女を見るのは初めてだった。
この反応も納得だ。
セミロングの髪、染められた茶髪、16歳の時よりも女性らしい体付きに、寝起きの無防備な姿。
＿こんな無防備なのは姉以来だな。
ケイトは苦笑いを零す。
そんなケイトの顔を少女は覗き込み、
「どうしたんですか？ケイトくん…何か昨日と雰囲気違う？」
と問いかける。
ケイトは肝が冷えた。
＿何でバレたの？
「ごめんね、Aちゃんが年上だとは思わなくて、ビックリしちゃった。
早速、昨日作ったタルトを持ってリドルくんに謝りにいこっか。つか、昨日のトラブルで今人手が足りてないから、急いで来て欲しいんだよね。」
ケイトは焦ったように話題を変えて少女たちに話す。
少女もそれ以上追及はしなかった。
「あ、じゃあ私着替えてきます。ほら、エースも早く着替えて！」
デュースは既に制服だったが、さっき起きたばかりの少女とエースはまだパジャマだった。
これは急いで着替えねばと、少女はエースを無理やり立たせる。
「やっべ、シャツのアイロンしてねぇ。」
「ふっふっふ。昨日君たちが寝た後に私がやっといた。ほれ。」
「やべー！流石すぎるわ。サンキュ。」
少女は自室へ、エースは別室でそれぞれ着替え…
「お待たせしました！」
「…嘘だろ、A。エースより準備が早いな。」
先に準備を終えたのは少女だった。
意外だと言わんばかりの目でデュースが少女を見る。
「あー、化粧する必要ないしね。髪の毛も薬飲むと…ほら！短くなるし！準備の手間なくて楽だわ〜。」
少女が薬を飲むとボフンっと音が鳴り、少女はケイトが見慣れている16歳の姿に早変わり。
数分するとエースも準備を終えたので、
「それじゃ、＜なんでもない日＞のパーティーにれっつらごー！」
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芋けんぴ(プロフ) - Ｒ−アル−さん» しみわたりました！！ (2021年7月25日 1時) (
レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ−アル−(プロフ) - 芋けんぴさん» 五臓六腑に？！？！ (2021年7月19日 20時) (レス) id: 4d2464a69b (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 無題さん» ご指摘ありがとうございます。ただちに訂正して参ります！ (2021年7月14日 7時) (レス) id: e6e71631e0 (このIDを非表示/違反報告)
無題 - 突然失礼します。20-1の決闘が血統になってます。 (2021年7月14日 6時) (レス) id: 6b1b4e2ad9 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - どんさん» そうですか…。すみません、謝らせてしまって。 昔に一度試してみたのですが、出来なくて…。別の方法を探してみます。(´;ω;｀)一応、イメージイラストはちゃんとあるんですよ…。 (2021年7月12日 18時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2021年1月6日 22時
