14-番外編 ページ26
「「「ごちそうさまでした。」」」
「お粗末様でした。」
一同は夕食を食べ終わり、後片付けをする。
意外とお手伝いをしてくれるらしく、少女も嬉しそうだ。
そして、１人ずつお風呂に入って行き…
「お泊り会と言えば、これでしょ。」
高校生のマブダチ３人揃うとどうなるか。
それは…
「トランプしようぜ。罰ゲーム付きの。」
そう、パジャマパーティーだ。
一同はソファーの前にあるテーブルに集まる。
ラグもソファーも良い感じに綺麗になっていてフカフカだ。
エースは制服のポケットからトランプを取り出してニヤリと笑う。
「っふ。そんなことだろうと思って、君達がお風呂入ってる間に夜食作ったぜ。」
少女もニヤリと笑って、高カロリーお化けのフライドポテトと、ポテチ、チョコレートなどを持ってきた。
これはテンションが上がるやつだ。
「マジかよ！最高じゃーん！」
「流石はオレ様の子分なんだぞ！」
「うっ、でも夜更かしは…。」
エースとグリムが手放しで喜ぶ中、デュースだけは戸惑いを感じている。
「おいデュースー。何？チキってんの〜？」
「おいおい、かっこ悪いんだゾ〜？」
エースとグリムはニヤニヤしながらデュースを見る。
「…っく。僕は、別に！！…？」
デュースが反論しようとした瞬間、何者かに顎を持ち上げられる。俗にいう＜アゴくい＞ってヤツだ。
デュースに顎くいをした犯人は…
「デュース、お姉さんたちと悪いことしよっかぁ。」
薬の時間切れで、19歳の姿に戻った少女だ。
少女はニヤリと笑ってデュースを見下す。
「ほらぁ、お口開けなよ。」
少女は物理でデュースの口を開けると、
「んぐっ…」
「はい、これで共犯〜。後戻り禁止ね。遊ぼーぜ、マブ。」
無理矢理口にフライドポテトを突っ込んだ。
デュースは唖然と少女を見る。
「おい、デュースの分のカード配ったぜ。」
「エース、何やるの？」
「ん？ババ抜き！ドベは罰ゲームな！」
「のった。」
「オレ様、負けねぇんだゾ！」
いつの間にかデュースの前にはカードが配られており、少女たちはワイワイと話している。
＿まぁ、たまには悪くないか。
『我慢するだけが優等生じゃない。』
先ほどのグリムの言葉を思い出し、デュースはカードに手を伸ばす。
「おい、僕だって負けないからな。」
「お、言ったな？泣き虫デュース。」
「あぁ？馬鹿エース。」
このお泊り会や、おふざけが＜たまに＞ではすまなくなっていくことを、この時のデュースは知らなかった。
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芋けんぴ(プロフ) - Ｒ−アル−さん» しみわたりました！！ (2021年7月25日 1時) (
レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ−アル−(プロフ) - 芋けんぴさん» 五臓六腑に？！？！ (2021年7月19日 20時) (レス) id: 4d2464a69b (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 無題さん» ご指摘ありがとうございます。ただちに訂正して参ります！ (2021年7月14日 7時) (レス) id: e6e71631e0 (このIDを非表示/違反報告)
無題 - 突然失礼します。20-1の決闘が血統になってます。 (2021年7月14日 6時) (レス) id: 6b1b4e2ad9 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - どんさん» そうですか…。すみません、謝らせてしまって。 昔に一度試してみたのですが、出来なくて…。別の方法を探してみます。(´;ω;｀)一応、イメージイラストはちゃんとあるんですよ…。 (2021年7月12日 18時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2021年1月6日 22時
