出来損ないの私だから。【ハリポタ】賢者の石2 (ページ36)

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禁じられたまほうページ36

やはり、信じて貰える訳が無かった

こんなにも現実味のない話はあるだろうか

嘘をついていると思われたに違いない

だって、この先生は私を嫌っているから

ｽﾈ「………それで、私が貴様を吹き飛ばしたのだな」

『……はい、現実味が無いでしょう…？？』

『はは、すみません。無駄なお時間を取らせてしまっ((』

ｽﾈ「無駄かどうかは私が判断する。話を戻すがあの時、お前の目は赤色に変色していた。その様な事は？」

『え、あ……いえ、今までありません』

ｽﾈ「…………聞こえた声と言うのは、どの様だった」

『なんと言うか、ゾワッとするような…蛇みたいに絡みついてくるような声でした……』

ｽﾈ「…成程。貴様が唱えようとした呪文は……」

少し苦いような顔をして、先生は言うのを止めた

私は何かまずい呪文でも言おうとしたのだろうか

ｽﾈ「…………アバダ･ケダブラ。使用を禁じられている、死の呪文だ」

『…は、………』

息が漏れた

死の、呪文……？

アバダ･ケダブラ＿＿＿

確かに私が唱えようとした呪文だ

私はトロールを…3人を殺そうとしたのか……？

でも、あの男はそれをロウェリスさんに…

………！！

『ｯなら、なら……！！！』

ガタッと音を立てて私は椅子から立ち上がった

怪我をしているのも忘れて

ズキズキと怪我が痛んで椅子に逆戻りしそうになる

それでもお構い無しに続ける

『なら、あの男は、あいつは……ロウェリスさんを…』

『私の母を殺したんですか……！？あいつが！！！？』

ｽﾈ「…………」

先生の服を掴んで、縋るように聞いた

だ、って、あいつは

私の母を…？