出来損ないの私だから。【ハリポタ】賢者の石2 (ページ25)

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全然違うのに、何故か被ったページ25

ﾄﾞﾗｺ「………」

『…なんだ。何か言ったらどうだマルフォイ』

ﾄﾞﾗｺ「………」

『ドラコ･マルフォイ。貴族の君はなぜ出来損ないの私に構う？父に見放されるぞ』

ﾄﾞﾗｺ「僕の人生だ。何をするか僕が決める…」

『君は父を尊敬しているように見えるが？？』

ﾄﾞﾗｺ「父上は偉大だ、お前らとは違う…」

はっ、と息を飲んだ

マルフォイの顔が悲しそうにしているからでも、息苦しかったからでもない

彼が、家族に恵まれている彼が＿＿＿＿

私と同じ事を言っているからだ

なぜそんな顔をする

私とは違い幸せに過ごしているのだろう？？

今も元気に生きているのだろう？

食事も、会話も、全て出来ているのだろう…？？

同じ時を過ごせているのに

なぜそんな悲しい顔をする

なぜ辛そうな顔をする

なぜ、なぜ＿＿＿＿

『………なぜ、私と同じことを言うんだ…？』

ﾄﾞﾗｺ「黙れ！！！お前には関係ない…！！」

『……………なら離してくれないか』

ﾄﾞﾗｺ「お前は本当に何を考えてるのか分からない…」

『分かられたって、意味ないだろう。それに私だけじゃない。君の寮監も分からない、違うか？』

ﾄﾞﾗｺ「スネイプ先生の事か…？」

『そんな名前だったんだな。ああ、その人もだ』

ﾄﾞﾗｺ「それぞれの寮監の名前ぐらい覚えるものだぞ」

『知らないな。覚えたって、どうせ忘れる。私も、向こうも』

ﾄﾞﾗｺ「……………何か、あったのか…」

『君には関係ない。さあ、そろそろ戻ったらどうだ？』

ﾄﾞﾗｺ「僕も君に話がある」

『話？』

ﾄﾞﾗｺ「ああ、僕は本当は君が誰なのか知ってる」

『……………私は話すことは無い、もういいだろう』

力が弱まっている彼の体を押して、私から離れさせる

ﾄﾞﾗｺ「！！！………ロウェリ((」

ドラコが私の名前を呼ぼとした時、それまで静かだった廊下が急にうるさくなった

バタバタ走る音、生徒を誘導する声

一体何が起こったんだ…？