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ごちゃごちゃしていた頭が、ふわっと軽くなって。また、考えだしちゃって。
そんな時に、ジスはいつも、優しく助け出してくれるんだ。
JS『A。この水族館の人気者ってなんだと思う？』
『え、なに急に…ラッコ？』
JS『なんでラッコ？(笑)Aが好きなやつだよ』
『私が好きなやつ？』
時折すれ違う男性客を、明らかに避けて歩くジス。
私の視界にも入らないように気遣ってくれているようで。
その配慮に気づいた時は、涙が出そうになった。
『何かなぁ、アザラシ？』
JS『アザラシ好きなの？(笑)』
『むくむくしてて可愛いじゃん』
JS『ふふ。正解は〜この子です』
一際客が集まっているブース。
みんなの目線をクギ付けにするのは…
『白イルカ…？』
JS『こっちおいで、よく見えるよ』
端っこにぽっかり空いたスペース。
ジスと二人並んで見上げれば、気持ち良さそうに泳ぐイルカの姿が。
『白イルカ初めて見た…凄い、神秘的』
JS『そうだね』
『一匹しかいないけど、人気者なんだね、凄いね』
JS『…ぷ、』
『？』
JS『あ、ごめんね？(笑)』
『うわ、謝るの怖い。絶対私の悪口考えてたでしょ』
JS『違うよ〜そうじゃなくて(笑)』
左手をキュッと握り直して、私を見下ろすジス。
その視線に気づいて見上げれば、水面に反射してキラキラ輝く瞳と目があった。
(うわ、綺麗…)
JS『この白イルカ、Aみたいだなって思ったんだ』
『…お腹がちょっと出てるってこと？』
JS『そうじゃなくて…』
「あー！白イルカだぁー！」
「すげー！」
『っ…』
外国語が聞こえたと思えば、私たちのスペースに入り込んできた、男の子たち。
大学生だろう。休みを使って、遊びにきたのか。
大きな声に思わずビクリと固まれば、引き寄せられる感覚。
JS『”一匹でも人気者”』
『！』
JS『まるでAみたい。その人気に、周りの人間が嫉妬することもある』
私は今、後ろから包み込まれるように抱きしめられている。
耳元で話すジスの声は小さいのに、優しくて、あったかくて。
JS『怖かったね、』
『…え、』
JS『もっと、早く対処してあげれば良かった』
『〜〜っ』
JS『でも、もうあんなこと言わないでよ』
賑やかだった白イルカのブースが、まばらになっていく。
ガラスに映る私は、今にも泣きそうで。
JS『一人になりたいなんて、言わないで』
(私、早く家に帰って、一人になりたいの)
JS『白イルカは一匹だけど、Aは一人じゃない...俺がいるよ』
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Marine - ジスペン死にかけです…いや、というかすっごくいいです！好きです！みんなかっこよくて…！ (2019年6月23日 6時) (
レス) id: 3909a143f6 (このIDを非表示/違反報告)
ANA(プロフ) - きょうかさん» きょうか様。コメントありがとうございます！私的にジョッシュの顔面が大好きなので、キュンキュンさせてやろうと思います。笑 (2018年7月15日 19時) (レス) id: 9758bb3577 (このIDを非表示/違反報告)
ANA(プロフ) - きなこさん» きなこ様。コメントありがとうございます！ジスのターン始まりました！ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです！！ (2018年7月15日 19時) (レス) id: 9758bb3577 (このIDを非表示/違反報告)
きょうか(プロフ) - やばいです。この展開、、、最後のジスが笑これからも更新楽しみにしてます！ (2018年7月7日 1時) (レス) id: de8bd341cd (このIDを非表示/違反報告)
きなこ - 最後のジョシュアがかっこよすぎて、、 (2018年7月1日 19時) (レス) id: 6f49253a08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ANA
| 作成日時：2018年6月16日 11時
