入った会社の先輩達が全員イケメンなんて聞いてない!!【Sho】

結婚式。 ページ48

アヤちゃんが妊娠した。

彼はアヤちゃんを大切に想っていて、是非産んで欲しいという流れで結婚する事になった。

私は同期であるアヤちゃんの、突然の妊娠と結婚の報告にビックリ。

そして、お腹が目立ってくる前に式を挙げたいと、急遽結婚式をする事になった。

しかも、私はアヤちゃんの唯一の同期という事で、結婚式の受付を頼まれてしまった。

結婚式に着るようなドレスなんて持っていなかった私は、セレクトショップで見つけた、

背中の一部がシースルーになったタイトなラインの黒いドレスにボレロを羽織り、紫色の天然石のロングネックレスを合わせた。

当日、一緒に受付を任されたのは廉くん。

シンプルな黒いスーツ姿なのに、顔面のクオリティーの高さとスタイルの良さのせいか、新郎よりも素敵に輝いて見えた。

「ちょっと廉くん、人の結婚式でイケ散らかし過ぎやしませんか？笑」

廉「そういうAこそ、いつもと全然雰囲気ちゃうやん笑 めっちゃセクシーやで？」

二人でお互いを褒め合ってニヤニヤしていると、

そこに紫耀、岸くん、風磨くん、健人くんの四人がやって来た。

健「何かさ、二人お似合いじゃない？笑」

風「二人でそこに立ってると、この二人が新郎新婦みたいだもんな笑」

優「確かに!!何か二人が結婚するみたい!!笑」

廉「じゃあA、俺と結婚しちゃう〜？笑」

なんて言われてしまい、恐る恐る紫耀の顔色を窺うと、

紫「いやいや、皆何言っちゃってんの？
Aの新郎は、廉じゃなくて俺だからー!!」

そう言いながら私に抱きついてきた紫耀。

そんなわかりやすい紫耀を、四人は笑いながら見つめていた。

運命の人。→←幸せなご報告。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す