Episode38* ページ8
(氷浦side)
_________試合当日
稲森「いやー、でも急だよな…
王帝の方から試合を挑んでくるなんてな。」
明日人が腕組みをしながら不思議そうに、
王帝月ノ宮サイドの方に目をやる。
剛陣「やるからにはボコボコにしてやろうぜ!」
奥入「剛陣先輩、それやばいです。」
万作「…にしても氷浦はずっと気難しい顔してんな。
せっかく彼女…白雪さんも見に来てくれたのに。」
『ん、ああ……』
万作が俺の方を向きながら話していたが、
考え事をしていたせいで、
咄嗟に曖昧な態度を取ってしまった。
この試合、Aがかかっているんだ。
絶対に負けられない。
しかし相手は戦術の皇帝____野坂悠馬だ。
生半可な気持ちで望んでは痛い目を見るだろう。
…勝たないといけない。
頭では分かっているが、身体が硬直してしまう。
ふとベンチの方を見やると、
Aがマネージャー達に囲まれている所が見えた。
実の所、Aが試合を見に来てくれたのは、
マネージャー達やのりかの計らいであった。
大胆な行動に少し驚いたが、
Aが直接応援しにきてくれたから
マネージャー達には感謝している。
するとAは俺が見ている事に気付き、
こちらに向かって小さく手を振って微笑んだ。
その仕草がなんだか可愛くて、
少し緊張がほぐれた気がした。
_____この試合、絶対負けられない。
この手でAを守るんだ。
(氷浦side 終了)
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更新すごく遅くなって申し訳ありません…(;_;)
今月はセンター試験があったり、学年末考査があったりとバタバタしておりました…
私は受験終わってる組なのでまだ気が楽ですが(^-^;
お話自体はネタが切れたわけではないので。笑
私はこの小説のネタは自身のメモ帳に書き留めているですが、
更新できなかった代わりにプロットを延々と書きつづけていたら……
シリーズ5くらいは余裕で越えそうだなと…汗
頑張って更新していくので応援してくださると嬉しいです!
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作者名:渡邊妃葵*わたなべひなた | 作成日時:2018年12月20日 22時