俺、間違っていたのかなぁ・・・ ページ10
ス「ねぇ、オッパ。今度、お部屋へ遊びに行ってもいいですか?」
防「は?」
ス「ダメですか?」
JK「ダメも何も、」
ス「オッパと一緒にいたくても、外で会うのは無理ですし。だから・・・。」
今まで黙って状況を見守っていたマネヒョンが口を開いた
マネ「お前たちの事が事実だとして、今後どうするかを代表と相談する。君の事務所にも関わってくることだ。今は、派手な行動を控えてくれ。」
ス「マネージャーさん、ちょっといいですか?」
マネヒョンに近寄った彼女が、携帯で何かを見せた
その途端、マネヒョンの表情が変わる
マネ「彼らの部屋へ出入りする時は、Aさんに案内をお願いする。」
RM「ヒョン!」
マネ「この件については、後で話そう。もうすぐ本番だ、気持ちを切り替えろ。君も自分の控室へ戻りなさい。」
彼女は笑顔を振りまいて出て行った
静まり返り、重苦しい雰囲気の室内
俺のせいだとわかっている
本当は、俺だってこんなこと望んでいない
でも・・・
「唇、噛まないで下さい。切れちゃいますよ。」
知らぬ間に噛みしめていた唇に、ヌナの指先がそっと触れた
こんな状況なのに、俺の胸が不謹慎にも高鳴る
JK「・・・ヌナ。」
TH「可愛い彼女がいるジョングギには、気安く触れちゃダメですよ。」
JM「誤解を招くような行動にも気をつけないと。」
二人の言葉に、ヌナが慌てて俺から離れた
「そうですね、気をつけます。すみません、ジョングクさん。」
その日から、俺とヌナの間に見えない壁が出来た気がする
二人きりになることを避けられ、会話も減った
当然、部屋も別々になってしまったし
ヌナが宿舎へやって来た頃に戻ったみたい
他のヒョンたちと楽しそうにしているヌナをただ見ているだけの俺
JK「・・・思ったより、辛いなぁ。」
今夜もさっさと自室へ引き上げてきて、ヌナから貰った写真集を見て過ごす
不意に、ぽろぽろと溢れてきた涙
JK「・・・うっ。」
誰にも気づかれたくなくて、布団に潜り込み声を押し殺す
俺、間違っていたのかなぁ・・・
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作者名:薫 | 作成日時:2018年1月12日 22時