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今日こそは、伝える ページ6
ヌナを抱きしめて眠ったあの日から、もう1週間以上経った
なかなか話すタイミングが無いまま、未だ何も伝えられていない
JK「今日こそは、伝える。」
リビングで洗濯物をたたんでいるヌナを手伝いながら、機会を窺う
ヌナは、いつも通りにジンヒョンやユンギヒョンと楽しそうにおしゃべりしている
たたみ終えた洗濯物を手に、ヌナに声をかけた
JK「ヌナ、話が」
TH「ヌナー、ちょっと相談があるんだ。」
俺の声は、駆け込んできたテヒョニヒョンの声に掻き消された
「どうしたの？」
TH「ここじゃ話せないよ(苦笑)部屋に来てもらってもいい？」
「いいよ。はい、これ持って。」
テヒョニヒョンに洗濯物を手渡し、リビングを出て行こうとしたヌナが振り返った
「グク、何か言わなかった？」
JK「ううん、何も。」
「そっか、おやすみ。」
JK「おやすみ。」
JN「何が、「ううん、何も。」だよ。先に、声かけたくせに。」
JK「だって、」
SG「まだ、伝えてないのか？」
JK「はい。」
ユンギヒョンのため息が聞こえた
JN「ジョングギの味方は出来ないけれど、あやふやにしちゃダメだよ。」
SG「言う気があるなら、ちゃんと伝えろ。」
二人のヒョンに励まされ、俺は自室へ
その夜、ヌナは部屋に戻って来なかった
さらに1週間以上過ぎても、伝えられていない
何事もなかったかのような感じになりつつある
このままで良いわけない
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作者名：薫
| 作成日時：2018年1月12日 22時
