防弾VSヌナ２片想い編 (ページ48)

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・・・気まずい、非常に気まずいページ48

JM「ちゃんと答えてよ。」

私を理解して、寄り添って、受け止めてくれる優しいカイ
恋人として、理想だよね
でも・・・

「そうなるかもしれないね。」

ドアを開けた先には、グクがいた
今は、会いたくなかったな・・・
風呂上りなのか、濡れた髪から雫がポタポタと落ちている

JK「・・・。」

「・・・」

気まずさに耐えきれなくなって、自室へと向かう
後ろからグクの足音がする
振り返らず部屋に入り、後ろ手でドアを閉めた

「痛っ、いたたたたっ。」

声がして振り返ると、ドアの隙間に指が挟まれている
慌ててドアを開け、グクに声をかけた

「大丈夫ですか？」

JK「へ、平気。大丈夫だから。」

挟まれた指を背に隠し、強がっている
涙目で言っても、全く説得力がないけど

「救急箱に湿布があります。今夜は、貼って寝て下さい。」

そっとドアを閉めようとしたら、足で妨げられた

Jk「手当て、お願いしてもいい？」

これも仕事の内だと自分を説得し、グクを部屋へ招き入れた

「はい、出来ました。少しは、痛みがマシになるといいですけど。」

JK「ありがとう。」

・・・気まずい、非常に気まずい
誰か、訪ねて来てくれないかなぁ

JK「ヌナ。」

「何ですか？」

JK「さっきのは、本当？」

「何がです？」

JK「カイヒョンと、」

「それが本当だとして、あなたに関係ありますか？」

JK「大ありだよ。俺は、」

「そろそろ出ていってもらえますか？寝る準備をしますので。」

しゅんと項垂れるグク、いつもなら可愛いって思える仕草
でも今は、こうやって二人で話している事さえも辛い

JK「やだ。今夜は、ここで寝る。」

「は？」

言うや否や、グクは素早く布団の中に潜り込んだ