ネクタイ2 ページ25
チェンside
CH「なになに、俺にもくれるの？」
「は、はい。」
CH「これ、Aちゃんの手作り？」
可愛いラッピングの包みを開けて、お菓子を取り出す
「お口に合うかどうかわかりませんが。」
パクッとチョコマフィンを食べる
CH「もぐもぐ・・・おいしいっ。」
「本当ですか、よかったです。」
CH「Aちゃんて、料理得意？」
BK「上手だよ。何を作らせても、美味しいし。」
ふ〜ん、ベクは食べたことがあるのか
ベクのドヤ顔にちょっぴりムカッとする
「そんなことないですよ。作れない韓国料理、たくさんありますから。」
CH「食べてみたいなぁ、Aちゃんの手料理。」
「それなら、宿舎へ遊びに来て下さい。」
BK「それいいね。チェン、一緒に行こうぜ。」
CH「ぜひ、お邪魔しようかな。」
「はい。いつでも、お越し下さい。」
出来れば一人でお邪魔したいけど・・・
あの7人を相手にするのは骨が折れそうだし、ベクは必要だな
BK「それより、似合う？」
貰ったネクタイを自分にあてたベクが、俺たちの会話に割り込んできた
ベクside
もういいだろ、俺のAを返せ
サラッと宿舎に誘われるとか、ズルいよ
絶対、ついて行くからな
CH「俺も似合うかな？」
俺の真似をしてくるチェン
BK「おい、チェン。邪魔するなよ。」
CH「邪魔したのはそっち、俺が連れて来たのに。」
BK「でも、声をかけたのは俺が先だった。」
CH「それなら、俺でしょ。」
BK「俺。」
CH「違う。ね、Aちゃん？」
BK「あれ？」
CH「あっち、カイに奪われちゃった。」
言い合いをしている間に、カイの元へ
ガクッと肩を落とした俺を慰めるように、背中をポンポンっと叩くチェン
その背後で他のメンバーたちが、俺たちの様子を見守っていた
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作者名：薫
| 作成日時：2018年1月12日 22時
