オリーブオイルの香り ページ13
リビングには、ジンオッパ、ジミン、テヒョンとグクたち
ス「それでですね、―――――ということがありまして、面白くないですか？」
スンリさんが、一方的に話して笑っている
ス「グクオッパ、部屋を見せて欲しいです。」
JK「散らかっているから。」
ス「気にしません。ほら、早く行きましょう。」
JK「いや、でも。」
困った顔をしたグクの腕を掴んで、スンリさんが立たせようとしている
SG・JH・RM「ただいま〜。」
タイミング良く、作業部屋にこもっていたユンギ、ホビ、ナムが帰宅
「おかえりなさい。」
SG「A、何か食べるものない？」
JH「お腹、減っちゃいました。」
「お昼にしましょうか。」
各自が、携帯で料理のレシピを検索しだす
SG・ JH・RM「肉。」
TH・JM「チキン。」
「何かいいレシピありましたか？」
あれこれ話しながら、レシピを一緒に相談する
ス「私が作ります。」
ピタッと会話を止めたメンバー
ス「どうかされました？」
防「えーっと、」
ス「何ですか？」
「スンリさん、お手伝いします。」
ス「結構よ、ついて来ないで。」
キッチンに向かって行くスンリさん
SG「あの女、料理できるのか？」
JK「わかりません。」
JH「嫌な予感がする。」
RM「俺も。」
TH「手料理は、ヌナの作った物しか食べたくない。」
JM「うん、俺も。」
自室に戻らずソファーに座って、こそこそ話しているメンバーたち
しばらくすると、室内に広がってきたオリーブオイルの香り
思わず、隣にいたテヒョンの顔を見合わせる
「予感的中だね(笑)」
TH「シシシッ(笑)」
JK「ヌナたち、笑い事じゃないですよ。」
スンリさんに呼ばれて、食卓へ向かう
オイルでギトギトになった肉やチキンとパスタ料理
真っ赤なスープ、不思議な香りの飲み物が並べられていた
ス「皆さん、どうぞ召し上がって下さい。」
RM「ヌナも一緒に食べましょう。」
「はい、いただきます。」
スンリさんの料理は、お世辞にも美味しいとは言えなくて
あとで胃腸薬を飲まないとダメかも・・・
気づけば、皆の手が止まっている
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作者名：薫
| 作成日時：2018年1月12日 22時
