防弾VSヌナ片想い編 (ページ47)

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ヒョンたちとは、どんなキスしたの？ページ47

部屋に戻った私は、毛布を掴んで元の部屋へと向かう
しばらく使用していなかったので、少しほこりっぽい
月明かりが優しく室内を照らしている
冷えたベッドに寝転がり、そっと目を閉じた
何か、いろいろあったなぁ

『グクとジミンの二人とキスしちゃったし。』

あー、どうしよう
でも、でも、二人ともキスがすごく上手で・・・って、私のバカ
ギシッとベッドの軋む音がして、耳元で声が聞こえた

JK「ヌナ、寝ちゃった？」

この声は、グク
このまま寝たフリしておけば、すぐに立ち去ってくれるはず
あれ？顔を覗き込まれている気がする

JK「寝てるなら、いいかな。」

何が？え、嘘！！
この感触って・・まさか、またキスされてる？
チュッとリップ音を立てて離された唇

JK「ヌーナ、狸寝入り？」

クスクス笑っているグクの様子に、目を開けた

「寝ているならいいかなって、いいわけないからね。」

JK「じゃ、起きている時ならいいの？」

「それは、」

JK「キスしていい？」

「・・・だめ。」

JK「キス、したい。」

いつもより声甘いし、目力強いし、色気あるし、いい匂いするし
そんなグクに私が弱いって知っているからって、ずるいよ

JK「ねぇ、Aヌナ。」

引き寄せられるように、自らグクの唇に触れた

「グ、クンンッ・・んっ、はぁ・・・んッ。」

舌先が強引に唇を開き、グクの舌が侵入してきた
私の舌がグクに吸われたり、舌先でツーッと舐められたり、お互いに絡ませたり

「は、ぁんっ・・ンッ、んん・・・苦しッ。」

呼吸が上手く出来ず苦しくなって、唇を離す

JK「ヒョンたちとは、どんなキスしたの？」

「どんなって、」

JK「忘れて。俺のキス以外は、全部忘れて。」

軽い口調だけど、私を見つめるグクの表情は真剣そのもので
そうしなきゃいけないって思った

「わかっンンッ。」

答えようと口を開いたら、グクに口を塞がれた

「っ・・んぁっ、ハァ・・・んっ。」

パーカーのジッパーをおろされ、グクの手がシャツの裾から中に
熱を帯びた肌に冷たい指先が触れ、ビクッと体が跳ねる
制止しようとグクの手首を掴むが、いとも簡単に振り払われた

「やっ・・だめ、グクッ。」

逆に、私の両手首を片手でベッドに縫いつけられ
悪戯なグクの指が、肌の上を滑るように昇ってくる
その指先から伝わるグクの熱量に、ただ侵されていった