防弾VSヌナ片想い編 (ページ31)

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神様ひどすぎませんか？ページ31

TH「ヒョン、ミュージカル出演おめでどうございます。」

BK「ありがとう。テヒョナ、誕生日空けとけよ～。」

そう言って渡されたのがミュージカルのチケットだった

TH「あれ、2枚ですか？」

BK「1枚は、Aへの誕生日プレゼント。テヒョナから渡してくれる？俺からだと受け取ってくれないだろうからさ。」

TH「え、ヌナも俺と同じ日ですか？」

BK「そうだよ、知らなかった？」

今の顔、ちょっとヒョンが憎らしい

TH「プレゼント用意しなきゃ。」

すぐにプレゼントを買いに行って、見つからないようにクローゼットに
もうすぐ誕生日を迎えるわけだけど、どうやって渡そうかな
ドアを開けようとしたら、部屋の前で微かに足音が聞こえた気がする
慌てて部屋の電気を消して、身を隠した

「あれ、いない？驚かせようと思ったのになぁ。」

ヌナが中に入って、テーブルの上にケーキを置いた

「これ、どうしよう。無駄になっちゃったかな。」

揺れるロウソクの火を頼りに様子を窺うと目を瞑っているヌナ
そーっと近寄って、ヌナの向かい側に座る
二人でロウソクの火を吹き消して、二人だけの撮影会
無邪気にはしゃぐヌナが可愛くて、一人占めしたくなって
もっと、俺を意識してって欲が出た

TH「ヌナ。」

距離を詰めて呼びかけ俺の方へ顔を向けた瞬間、そっとヌナの唇に触れる

TH『Aさん、お誕生日おめでとうございます。あなたに、出逢えて嬉しいです。』

そして、日本語で今の想いをヌナに伝えてみた
ヌナ、不意打ちの日本語に弱いみたい
それなら、このまま攻めるのみだね

TH『Aさん。』

『は、はい。』

可愛い、緊張で声が裏返ってる

TH『キス、してもいいですか？』

固まっているヌナの頬に手を添える
至近距離で見つめていると、ヌナがぎゅっと目を閉じてしまった
顔をゆっくり近づけてゆく、俺の鼻とヌナの鼻が触れ合う
ヤバい、急に緊張してきた・・・あと少しのところで、ジミンたちが乱入
その後、俺を警戒するジョングギがずっとヌナを独占していて近づけず

TH「午後からは、俺の一人占めだしな。ヌナとデート♪」

浮かれている俺にまさか仕打ち、神様ひどすぎませんか？