グクに正体をバラしたってことだよな ページ23
「オッパー、可愛い服ありがとう。」
Aから電話がかかってきた
BK「俺の方こそ、マフラーありがとう。」
「失くしたマフラーの代わりになるといいですけど。」
BK「それ以上の物だよ。」
「良かったです、気に入ってもらえて。」
BK「A、ミュージカル観に来てよ。」
「・・・チケット、取れませんでした。」
BK「テヒョナに預けておいたから、一緒に来てよ。」
「え？」
BK「特別な日だから、プレゼントさせてもらった。そのあと、三人でご飯に行こうぜ。」
「わかりました。今回は、お言葉に甘えてさせて頂きます。」
BK「楽しみにしていろよ。」
「はい、ありがとうございます。」
BK「ところで、撮影は順調？」
「はい。お陰様で、いろんな景色を撮り溜め出来ています。まだ決定ではないですが、個展を開くかもしれません。」
BK「その個展って、Aだけの写真展？」
「はい、私だけの写真展です。」
BK「凄いな、A。」
今度こそ、本当の初個展になるのか
ということは、グクに正体をバラしたってことだよな
BK「グクの奴、喜んでたろ。」
「えっと、」
BK「何かあった？」
「どうしてですか？」
ちょっと声が、強張った
BK「んー、何となく？」
「何ですか、それ。」
ちょっと声が、柔らかくなった
BK「一人で、悩むなよ。」
「オッパ、いつもありがとうございます。」
ちょっと声が、元気になった
BK「またな、A。おやすみ。」
「おやすみなさい、ベクオッパ。」
会った時にでも、悩み取り除いてやらないとだな
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月15日 0時
