防弾VSヌナ片想い編 (ページ15)

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ヨーロピアン・クリスマスマーケットページ15

寒空の下、ヨーロピアン・クリスマスマーケットへ来ていた
久々にのんびりとした休日を過ごしている気がする

「ジス、見て。可愛いクッキーが、いっぱい。どれ買おうかなぁ。」

JS「サンタもいろんな顔がある。」

「これ見て、すごく笑ってない？」

JS「本当だ、これにいいね。」

顔の横にクッキーを持って来て、真似して笑うジス

「ふふっ(笑)それに決めた！」

ちょこちょこつまみ食いしながら、お腹を満たしていく

JS「ねぇ、ヌナの好きそうな雑貨あるよ。」

「本当だ、可愛い。」

JS「ここに、いて。ちょっと買い忘れた物があるから、あっちのお店に行ってくる。」

「うん、わかった。気をつけてね。」

JS「それは、ヌナの方だよ。すぐ戻るから。」

「はーい。」

私がいるブルガリアブースで可愛い木彫りのケースを見つける
中にローズオイルが入っているらしく、匂いを嗅がせてもらう
とてもいい香りで気に入ったので、真紀さんやオンニたちの分も一緒に買った
今日つき合ってくれたお礼に、ジスの分も買っておこう

「隣のお店も可愛いなぁ。皆の分は、コースターにしようかな。」

JS「お待たせ。欲しい物あった？」

「うん。花柄の小物入れと、お揃い柄の手編み風ポシェット。」

JS「どっちもヌナっぽくていいね。」

「そう？いろいろ欲しい物がたくさんありすぎて、困る。」

JS「これ何かどう？」

ジスが指さした物は、さっき購入した木彫りのケースと似ていた

「アクセサリーケースかな？」

JS「そうみたい。持ち運びの時に便利なサイズだし、買おうかな。」

「私も。」

その後もいろいろな屋台に目移りしながら、二人で買い物を楽しむ

JS「ホットワイン、飲む？」

「うん。」

一口飲む度に、冷えた体が芯から温まってくる
日が暮れてきて、街中のイルミネーションがキラキラ光り輝きだす
持って来たレフのシャッターを夢中できった