ある日のテヒョン やっぱりこれって・・・恋だよね ページ48
久々の休み、日当たりのいい室内
お腹も充たされて、再び眠気に襲われてソファーに寝転がる
「テヒョン、ここじゃなくてベッドで寝たら？」
TH「んー。」
「風邪引いちゃうよ？」
TH「ん、・・ここがいい。」
「はい、はい。」
ヌナが、リビングを出て行った
え、どこ行くの？
TH「ヌナ？」
「なに？」
すぐに戻って来たヌナの手には、ブランケット
「ここで寝るなら、これでも羽織って。」
俺の体にふわっとブランケットをかけた
TH「ありがとう。」
俺の足元側のソファーを背もたれに、取り込んだ洗濯物をたたんでいるヌナ
もぞもぞ動いて体の向きを変え、ヌナの背中に頭をくっつけた
TH「俺、この香り好き。」
「香り？」
TH「服からミルクの匂いがする。」
「ミルク？・・柔軟剤かなぁ。」
TH「俺の分は、同じ香りがいいなぁ。」
「いいよ、わかった。」
穏やかな昼下がり、ゆったりと時間が過ぎてゆく
「よし、終わった。そろそろ、グクを起こさないと。」
TH「まだ起こさなくていいよ。」
「だめ、だめ。もう、14時過ぎになっちゃう。」
ジョングギが起きてきたら、絶対邪魔される
なんとか、二人きりの時間をまだ過ごしたい
立ち上がりかけたヌナを止めるために、背後から抱きしめた
「テ、テヒョン？！」
TH「もう少しだけ、このままでいて。」
ぎゅーっと強く抱きつくと、座り直したヌナ
「あれ、洗濯物が残ってたみたい。これが終わるまでだからね。」
俺に邪魔をされながら、同じ服を何度もたたんでいる
そうやって俺の気が済むまで、ヌナは傍にいてくれた
TH「・・・ありがとう。」
「ん、なんか言った？」
TH「ジョングギ、そろそろ起こしてあげて。」
「そうだね。テヒョンの分、ここに置いておくから。」
TH「わかった。」
リビングを出て行ったヌナ
俺は、綺麗にたたまれた洗濯物を自分の部屋へ
ジョングギの部屋から聞こえてきた楽しげな笑い声
胸が締めつけられて、苦しくなる
何とも言えない複雑な想いで、ジョングギの部屋を見た
TH「やっぱりこれって・・・恋だよね。」
ある日のジョングク セブチの曲って、ヌナー→←ジミ二の腹筋なんてどうでもいいから
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月4日 13時
