また一緒に出掛けてくれる？ ページ44
ヌナのリアクションとアクアリウムを堪能して外へ出ると、もう日が暮れ始めている
JK「さ、行きましょうか。」
「どこへですか？これに載っていますか？」
俺がそう言うと、持っていたガイドブックのページを捲りだした
JM「行けばわかります。本は、鞄にしまって下さい。」
「わかりました。すごく、楽しみです！」
嬉しそうに笑ったヌナは、いつもより無邪気で幼くて
JK・JM「可愛いっ。」
またもやヒョンとハモってしまい、思わず苦笑い
そんな俺たちがヌナを案内した場所は、ライトアップされた広守大橋
帰宅時間が迫っていて長くは居られなかったのが残念だったけど
「ジョングクさん、連れて来てくれてありがとうございました。」
ヌナからハグつきでお礼を言われたから、俺としては大満足です
宿舎で待っているヒョンたちへのお土産を買って、列車に飛び乗った
はしゃぎ疲れたのか、うとうとしているヌナを肩にもたれさせた
ふわっと香った優しいミルクの香り
JK「この香り・・・テヒョニヒョンが言ってたやつだ。」
気持ち良さそうに眠っているヌナを見ていたら、俺の瞼も重くなってきた
ジミニヒョンに起こされて、駅からタクシーに乗って、宿舎へ
玄関のドアを開けると、テヒョニヒョンが仁王立ちしている
JM「ただいまー。」
TH「はい、おかえり。」
JK「ただいまです。」
TH「はい、おかえり。」
「ただいま。」
TH「門限は？」
「そんなのないもん。」
テヒョナヒョンに捕まって、玄関から入れないヌナ
JK「ヌナ、お土産のラーメン食べよ。」
TH「え、ラーメン！俺の分もある？」
JM「あるよ、テヒョナも食べる？」
TH「うん。」
ヒョンたちは、先にキッチンへと向かった
JK「いつから門限？」
「ベクオッパと出掛けて、帰りが遅くなったからだって。」
JK「メンバー以外との外出には、必要かもね(笑)」
ニヤッと笑ったら、口を尖らせるヌナ
「グクまでそんなこと言うんだ。もう一緒に出掛けないからね。」
プイって効果音と共に、俺の横を通り過ぎようとしたヌナを捕まえる
JK「ごめん、冗談だから。機嫌直してよ、Aヌナ。」
「ん。」
JK「また一緒に出掛けてくれる？」
拗ねたフリしているけど、一瞬ニヤけたの見逃さなかったよ
今日一日、楽しく過ごしてくれたってことだよね
JK「とびっきりの場所に連れて行くからね。」
「それなら、いいよ♪」
語尾が弾んでるし、やっぱりヌナは可愛い
ある日のジミン どうして、ジョングギが知ってるのさ→←そんなにジョングギのことが、気になりますか
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月4日 13時
