そんなにジョングギのことが、気になりますか ページ43
「ジョングクさん、見つかりましたか？」
背伸びをしながら人ごみを見ているヌナを支えるように、腰に腕を回しているヒョン
JM「いないですね。」
「私、前の場所へ戻って探してきます。」
JM「下手に動くより、ここで待ちましょう。」
「でも、」
JM「そんなにジョングギのことが、気になりますか？」
「当たり前です。万が一、正体がバレてしまっていたらって思うと。」
JM「そっちですか。」
「はい？それ以外、気になることありますかね。」
JM「例えば、綺麗な女性が言い寄ってとか？」
「それは、気になりませんけど。」
JK「ヌナ、それこそ気にして下さいよ。」
ぬっといきなり現れた俺に驚いて、大きな声を上げそうになったヒョン
JM「ひ、ふがっ。」
その口を慌てて手で塞ぐヌナ
ヒョン、なんか羨ましいことになってない？
変に体が密着していて、ただイチャついているようにしか見えないし
JK「・・・離れて。」
ぐいっとヌナを自分の方へ引き寄せると、ジミニヒョンが一瞬真顔に
JM「ジョングギとも会えたし、次の水槽を見に行こうか。」
すぐにいつものヒョンに戻って、にこにこしている
「その前に、そこのお手洗いへ行って来てもいいですか？」
JK「ここで待っていますね。」
トイレに向かったヌナを見送り、なんかぎこちない空気が二人を包み込む
しばらく遠くの水槽を眺めていたヒョンが話しかけてきた
JM「なぁ、ジョングギ。」
JK「何ですか、ヒョン。」
JM「んー。やっぱり、何でもない。」
ちらっとヒョンの様子見たら、こちらへ戻って来たヌナを優しい目で見つめていた
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月4日 13時
