ココロさんごめんなさい ページ32
「カイ、まだ時間ある？」
KI「あぁ、大丈夫だよ。」
「すぐに朝ごはん作るから、食べて行って。」
KI「いいのか、ありがとう。」
朝ごはんの用意が出来た頃、何事もなく起きて来たリンさん
メンバーの中にいたカイに気づいて隣に座る
唖然とするメンバーにかまわず、カイに話しかけていた
SG「図太い神経しているなぁ、あの女。」
一人遅く起きてきたユンギの呆れた声が、背後から聞こえてきて
早々に食事を切り上げたカイは、リンさんから逃れるように帰宅
その後マネヒョンが迎えに来て、メンバーとリンさんが先に事務所へと向かった
JKside
忘れ物したからと言って、宿舎へと引き返してきた
まだ残っているAヌナを驚かせてやろうと、そーっと入った
「はぁ〜。」
聞こえてきた溜息
「これから、どうしよう。」
「何がどうしようなの？」
「えぇっ、グク？！」
突然現れた俺に驚いて、手に持っていた携帯を落としていた
JK「ねぇ、何がどうしようなの？」
もう一度問いかけながら、ゆっくりと近づく
落ちたままの携帯を拾い上げると、目に入った待ち受け画面
JK「この待ち受け。もしかして、ココロさんの作品？」
「えーっと、」
JK「見たことない。ココロさんから、画像を送って貰ったの？」
「う、うん。」
JK「俺も欲しい。」
「え、」
JK「ダメ？だって、この作品をヌナ以外に知っている人いないでしょ？」
「今のところ、そうだね。」
JK「だったら、お願い。」
「・・・わかった。」
ヌナのカトク、ゲット！！
ココロさんごめんなさい、ヌナのカトク欲しさに利用して
「グク、時間大丈夫？」
JK「あ、ヤベッ。ヌナ、一緒に行こう。」
慌てて宿舎を出て、タクシーに乗って事務所へと向かう
窓の外を眺めるヌナは、雰囲気から何かを悩んでいる様子
俺は、シートに放り出されていたヌナの手を握った
「グク？」
こちらを見たヌナ
JK「どこにも行かせないから。」
俺は、前を向いたたままヌナの手を強く握りしめた
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月4日 13時
