ちょっと特別な感じがするから ページ25
TH side
痛そうだなぁ、ヌナの頬
グクに頬を冷やされている様子を見ていた
TH「ジミニ、どうにか出来ないかな。」
JM「代表に相談してみる？」
TH「ヌナのあんな姿、もう見たくない。」
JM「俺も。」
傍を離れないグクと親しげに話すヌナ―――ズキッ
この胸が苦しくなる感じ、俺は知っている
TH「・・・恋だよね。」
その呟きを複雑な顔で聞いていたジミニに、俺は気づかなかった
かかってきた携帯に出てから、ヌナの様子が変
ヌナがどこかへ行っちゃう、そんな胸騒ぎがする
俺は、ヌナの隣に座って存在を確かめるように肩を抱き寄せた
TH「一緒に行こう。一人では、行かせないから。」
JM「俺も一緒に行くからね。」
JK「俺も、いるから。」
にこっと笑いかけたジミニにつられて、ヌナも笑っている
もうヤバいから、俺の心臓がうるさいです
視界に入ったジミニの顔が赤くなっていた事は、見なかったことにしよう
JM side
バスルームから慌てて出て来たヌナが、玄関へ走って行く
JM「ヌナ、どこ行の？」
「ちょっと出てくる。すぐ戻るから。」
こんな時間に、そんな恰好で？自覚してよ、自分が可愛い女性だってこと
まさか、誰かに呼び出されたとか？頭の中に浮かんだのは、一人しかいない
慌ててリビングに戻って来た俺に、メンバーの視線が集まる
JK「今の音って、ヌナ？」
JM「すぐ戻るって、出て行った。」
TH「こんな時間に？」
JM「たぶんだけど、近くまで会いに来たんだと思う。」
JK「誰がですか？」
JM「カイヒョン。」
TH「どうして、カイヒョンが？」
JH「まだ、そうと決まったわけじゃないし。」
JK「俺、見てきます。心配だし。」
JN「大丈夫だって。」
JM「でも、」
カイヒョンとヌナの雰囲気って、ちょっと特別な感じがするから
二人きりにするのは、なんか嫌だなぁ
RM「はい、はい。もうすぐピザも届くし、戻って来るよ。」
JH「ほら、噂をすれば。」
インターホンが鳴ってピザが届き、ホビヒョンとジンヒョンが玄関へと向かった
戻って来たヒョンたちの後ろから、ヌナとカイヒョンが一緒に
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月4日 13時
