ひでぇ顔 ページ22
「グク、泣かないでよ。」
JK「だって、ヌナが泣けないから。」
「そっか・・・ありがとう。」
そっと、グクを抱きしめた
TH「ジョングギやーって、何してんの！！」
やって来たテヒョンが、怒りながら私たちを引き剥がす
TH「ヌナ、ジョングギに変な・・・ねぇ、それどうしたの？」
テヒョンの視線が、頬に向けられた
JK「手当しよう。」
TH「濡れタオル、用意するね。」
グクに連れられてリビングへ、ユンギが近づいて来た
SG「ひでぇ顔。」
「いっ。」
ユンギにそっと触れられた頬は、叩かれた痛みと熱でジンジンしている
JN「救急箱、取ってくる。」
ホビとナムが、ソファーに座るように私を促す
ジミンとグクが、二人で何か話している
JH「ヌナ、何があったの？」
RM「言って下さい。」
「心配かけて、ごめんなさい。その、上手く対応できなくて、彼女と喧嘩しちゃいました。」
ぎゅっと奥歯を噛みしめながら俯いて、泣くのを堪える
JN「Aちゃん、顔を上げて。少し、唇の端が切れているね。消毒して絆創膏貼ってから、頬を冷やそう。」
そんなに痛々しいのかな、私の顔
私を見るジンオッパの顔が、痛そうに歪んでいる
JN「これで、よし。テヒョナ、タオルお願い。」
「ありがとうございます。」
TH「痛くない？大丈夫？」
そーっと、私の頬に濡れタオルをあててくれる
「ありがとう。」
JK「腫れないといいけど。」
隣に座った、グクが心配そうに呟く
携帯の着信音、ナムが表示を見て緊張している
ピザ、チキン、ラーメン、ビール・・・→←バカ女、ちょっと黙ってくれない？
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月4日 13時
