日本→ソウル ページ7
JM「お気に入りの店が出来て良かったね。」
「うん。正直、周囲に知られたくないです。」
JM「どこで見られているかは、わからないご時世だからなぁ。」
TH「大丈夫だよ、ジョングギ。」
テヒョナヒョンがニッって笑う。どうしてだろ、すごく安心する
昔からこの笑顔を見たら、いつだって大丈夫と思えるから不思議
店「お待たせしました。」
ジュージュー音を立てて、アツアツのハンバーグが食欲を誘う
よほどお腹が空いていたのか、あっという間に平らげていくヒョンたち
JM「この後どうする？」
TH「さっき見かけた古着屋。」
「俺も行きたいです。」
テヒョナヒョンとお揃いの服、ジミニヒョンが選んでくれた服
他にも何着か買って、美味しそうなパン屋に寄ってホテルへと帰って来た
泥棒さんでも来たのかな？
久々に戻った宿舎内は、お世辞にも綺麗とは言えない
こんなんでしたっけ？
足の踏み場がないし、洗濯機に洗濯物がそのままだし
キッチンと風呂場から異臭するし
マネ「はぁ〜、何だこの部屋は。やっぱり、」
室内を見たマネヒョンの呆れた顔
TH「新しい世話係なんていらないです。」
JM「俺もいらないです。」
JK「嫌です。」
拒否するマンネラインの俺たち、事の成り行きを見守るヒョンたち
マネ「スケジュールが過密化される。お前たちがベストを尽くせる環境を維持しなければならない。」
TH「自分たちでします。」
マネ「現に、出来ていないじゃないか。」
JM「仮に新しい人が来て、前みたいなことになりませんか？」
静まる室内、張り詰めた空気、甦る記憶
名ばかりの世話係が代わる代わるやってきた
あの頃の俺たちは、耐えるしかなくて
思わず、ぎゅっと唇を噛みしめた
マネ「悪いが、代表の決定だ。ここに住み込みで、二人くる。」
防「二人！！」
マネ「まずは、一人。早速、明日から来てもらう事にする。」
防「明日！！」
PM「マネヒョン、待って下さい。どのような人たちですか？」
マネ「二人とも女性だ。一人は、代表の親族で一度だけ会ったがいい子だと思う。もう一人は、代表が声をかけたというだけで全く知らない。」
SG「それ、大丈夫ですか。」
マネ「とにかく、上手くやってくれ。お前たちのためだから。」
マネヒョンは、それ以上何も言わず、さっさと宿舎を出て行った
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月4日 13時
