お茶目な店長さん ページ6
「いいえ、むしろ気遣って頂いて。ありがとうございました。」
店「せっかくここを選んで来てくれたわけだし、ゆっくり過ごして欲しいと思ってね。最後に、うっかり口が滑ってしまったけど。」
案外お茶目な人なのかもしれない店長さんの人柄にも好感をもてた
「ふふ(笑)ここ、とても気に入りました。また、来たいです。」
店「ありがとう、いつでもおいで。」
「はい。」
店「そうだ。もし時間が合ったら、行ってみて。」
オシャレなデザインに、ココロと印字された封筒を手渡された
中身を取り出すと、ソウル個展の招待チケット
「これ、」
店「行けなくなってしまって。」
「本当ですか？」
店「本当だよ。チケットを無駄にしたくないし、せっかくなら君のようなココロちゃん好きにと思って。」
「嬉しいです、ありがとうございます。絶対、見に行きます。」
大切にチケットを鞄にしまう
『アリガトゥゴザイマシタ。』
最後に店内を見渡してもあの女性はいなくて、残念に思いながらもお店を出た
記念に1枚、外観をカメラに収めた
TH「ジョングギ！！」
「あっ。」
JM「あっ、じゃないよ。どうして置いていったの。」
TH「探し疲れた。」
「ごめんなさい。」
JM「それで、ココロさんに会えたの？」
「いいえ、会えませんでした。」
TH「その割には、嬉しそう。」
JM「マスクしてても、バレバレ。」
「ココロさんの初作品を手に入れました。」
TH「ジョングギ探してて、お腹空いた。」
JM「ここカフェだよね、入ろう。」
ダメダメ、ここは絶対ダメ
「ヒョンたち、美味しいハンバーグのお店へ行きませんか？」
TH「ハンバーグ、行きたい♪」
よしっ、何とか回避。急いで、この場から離れよう
昨日行ったハンバーグのお店、ボリュームがあって凄く美味しかった
ここからも近いし、ヒョンたちを連れて行く
JM「ジョングギ、奢りだからな。」
「えー、嫌ですよ。」
JM「ヒョン達を置いて行った罰。」
「はいはい、わかりましたよ。」
TH「これ美味しそう。」
各自食べたい物を指さして注文
運ばれてくるのを大人しく・・・待つわけがないよね、
向かい側に並んで座っている、ヒョンたちの視線が痛い
TH「顔、ニヤけてる。」
JM「あそこで何をしてたの？」
ヒョンたちと会うまでの時間をどう過ごしていたかを話した
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月4日 13時
