アイツら、加減を知らないのか ページ21
JH「ナム、このプリン買って帰ろうよ。」
RM「マンネたちが、昼間に騒いでいたやつか。」
JH「そうそう。」
RM「せっかくだし、皆の分も買って帰ろう。」
JH「リンちゃんたちの分も。あ、一つ足りない。」
「私は、要りませんよ。」
JH・RM「わぁっ！」
突然現れたAさんに驚いて、俺たち大声が出てしまった
「すみません、驚かすつもりはなかったです。プリン、皆さんだけで食べて下さいね。」
RM「Aさん、今日も買い出しですか？」
「はい、テヒョナさんたちに頼まれた物もありまして。」
RM「それにしても、結構な量ですね。大丈夫ですか？」
「意外と力もちですから、私。もう晩ご飯の準備終わっていたので、お二人は早く帰ってあげて下さいね。」
カートを押しながら、お菓子売り場へと向かったAさん
RM「アイツら、またか。」
JH「はぁ〜、成長しない。」
RM「とりあえず、手伝わないか。」
俺たちも後を追って、お菓子売り場へと向かった
JH・RM「重っ。」
JH「アイツら、加減を知らないのか。」
袋の取っ手が、重みで手の平にくい込んでゆく
駐輪場の自転車のかごへ買った物を乗せる
RM「Aさん、大丈夫ですか。」
細腕でふらつきながら自転車を押しているのを見かねて、代わりに押してあげているナム
「ありがとうございます。」
JH「Aさん、袋を交換しましょう。」
まだ持っている重そうなAさんの袋とお菓子だけの軽い俺の袋とを交換してあげた
「ありがとうございます。」
RM「あれって、ヒョンたち？」
俺たちに気づいて歩みを早めた二人が、近づいて来た
Aさんの手から袋を奪って持つユンギヒョン
JN「今日の晩ご飯も美味しそうだね。また、作り方を教えてね。」
「いいですよ。オッパには、特別にレシピノートをお見せします。」
SG「それにしても、量が多いな。」
「いろんな洗剤が無くて。今日安売りしていたから、たくさん買ってしまいました。」
SG「一人じゃ大変な時は、言えよ。」
「でも、」
SG「それくらいは、頼れ。」
「はい、ありがとうございます。」
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作者名：薫
| 作成日時：2017年12月4日 13時
