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ページ40

『旅館、戻る。』

「え、姉ちゃん?戻るの?」

『だって、観光気分じゃなくなったし。』


こちらを見ることなく前を向いたまま
旅館の方向に歩き始めた姉ちゃんを追いかける


「もしかして、俺と一緒にいたくないって事?」

『かもね。』


レオと話す口調とは違い、どこか冷たく響く感じに胸が痛い
前を行く姉ちゃんを引き止めたくて、服を掴んだ
すると、足を止めてくれた


「姉ちゃん・・・Aさん、ごめんなさい。」


俺の小さな呟きが聞こえたのか、姉ちゃんが振り返った気配
頭上で聞こえた溜息に、思わず肩がビクッと震えた


『そこの公園。一人じゃつまらないし、つき合って。』


いつもの姉ちゃんだって顔を上げて、見つめる


「うん。」


嬉しくなって姉ちゃんの手をとって歩き出そうとした
でもすぐに、繋いだ手を見て足を止める


「あのう。手、繋いでもいい?」


様子を窺いながら、離したくなくてぎゅっと握りしめた

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設定タグ:岩田剛典 , 三代目JSoulBrothers , LDH   
作品ジャンル:恋愛
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作者名: | 作成日時:2017年10月29日 0時

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