dash16 ページ16
☆A ’s eyes☆
走り込みを終えて整理体操をして一休みしていたら健二郎先輩が肩をぽんとたたく。
健二郎「さっきの子ぉ、へんやろ？」
A「知ってるんですか？」
健二郎「あの子な、最近ず〜っとおんねん。じぃっと陸上部みてんねんで。Aがこないだ休んだときには、なんて言うたと思う？ あのちびっこいヤツ、A、今日は休みですか？ やて。けとばしといたわ」
思わず笑う。
健二郎先輩は同じ長距離で3年生だけどすごく優しくて話しやすい。男の人と笑って話しているわたしをみて彩乃が驚いていたっけ。
なんというか男という感じがしない。…なんて言ったら失礼か。でもわたしにはとっても貴重な存在。
健二郎「ま、あんまり入り込む気ぃもないけど、なんか困ったことがあったらいつでも相談しぃや。聞くから」
首にタオルをかけて、ほなな〜と手を挙げて校舎へ入っていく。
「A！」
びくりと振り返る。
岩「あいつ、超うるせぇからいなくなるの待ってたんだ。なぁ勉強教えてよ！ もうすぐ定期テストなんだよ。オレ、やばいんだよ。せっかく附属入ったのに、このままじゃ大学あがれない」
A「ほんとに？ 成績評定、いまいくつくらいなの」
思わず身体を乗り出していた。
実はわたしも去年の今頃同じようにピンチを迎えていた。最後の都の大会でどうしてもいい成績を残したくて、部活に没頭していたため、勉強する余力がなくひどい成績で、先生に他大の受験も考えたほうがいいと言われたりした。
なので岩田くんの気持ちはわかりすぎるほどわかった。
A「いいよ、じゃあ今日放課後に勉強みてあげる」
マジで？ 超助かる！ と笑う岩田くんはホント子犬だ。昨日のペットショップの子犬を思い出して、連鎖的に隆二さんを思い出す。
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happysmile2015(プロフ) - みちゅさん» キュンキュンレポート（笑）ありがとう！ ここから臣くん、エンジンかかりますのでよろしくね♪ぜひまた感想聞きたいです。ありがとう☆ (2015年7月5日 7時) (
レス) id: f29149646d (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - 冷静な臣君、冷静でいられない臣君。どっちにもキュンキュンです！！ 2もすぐ読みます！ (2015年7月5日 2時) (レス) id: cd09dba1d6 (このIDを非表示/違反報告)
莉沙(。・｀ω・´)(プロフ) - はい！応援してます！ (2015年7月4日 1時) (レス) id: 4409ca6c3d (このIDを非表示/違反報告)
happysmile2015(プロフ) - 莉沙(。・｀ω・´)さん» わーい、ありがとう！ がんばるー！ (2015年7月4日 0時) (レス) id: f29149646d (このIDを非表示/違反報告)
莉沙(。・｀ω・´)(プロフ) - この小説大好きです！これからも頑張って下さい!! (2015年7月4日 0時) (レス) id: 4409ca6c3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：happysmile2015
| 作成日時：2015年6月29日 10時
