トリップしても普通に生きたい！！

ト　リ　プ　ル　フ　ェ　イ　ス ページ21

コナン「ご、ごめんなさい」


『え？なんで謝るの？
まぁいいや。でもとにかくそういうことです！』


降谷「とにかくAの事が分かったのはいいが
これからどうするつもりだ？」


『ど、どうするとはどういうことでしょうか降谷さん』


降谷「急にカタコトだな

…Aがかなり大きな情報を持っている以上
組織に狙われる可能性は０じゃない。」


『エッ、私絶対会いたくないですよ
ジンとかジンとかジンとか←』


コナン「ジンオンリーかよ」


『いやぁ、いきなり鉄パイプで殴ってきたり
拳銃でばきゅんなんて怖くてしょうがないよ

本当にこの世界に来てわかるけど命がいくつあっても
足りない気がするよ、まったく』


降谷「話を戻すが、Aはいまどこに住んでる」


『え、えーっとこのあたりですね』



スマホで地図を出して指をさす


住所？覚えられるわけないね！！米花町ぐらいしか知らない！



降谷「…遠くはないな」


『え？』



ここからの話ですか、意外と遠いですよ



コナン「安室さん、考えてることは大体わかるけど
それって大丈夫なの？」


降谷「あぁ、大丈夫だろう」


コナン「セキュリティとかの問題じゃなくて
安室さん自身の問題だよ。大丈夫？


Aさんを安室さんの家に置いたら何が起きるか
わかったもんじゃないよ？」


『おいこらまてコナン君。
それ一番君に言われたくないセリフだなぁ！！

たとえ私が降谷さんの家に居候することになっても
ちゃんとやることはやるわ！！


…え？居候？』


降谷「Aの家から案外近いからな
明日には移動させよう」


席を立ってスマホを取り出す


『なんでその姿だけでイケメンなんだかっこいい…』


コナン「べた惚れだね…」


『当たり前だろう…映画何回見に行ったと思ってる…』


降谷「俺が出ている映画か？」


れんらくをし終えた降谷さんが再び席に着く


『連絡早いですね、そうですよ
めちゃくちゃかっこよかったんです

お得意のドリフト走行とかで線路ばーーーって走ったり
ビルから飛び出してコナンくんキャッチして

大勢の人に腹チラ見せたり


あぁだめだ思い出すだけでかっこよすぎる』


がんっ、と机に伏せると
目の前からため息が聞こえてくる


ため息さえも美しすぎる降谷零(２９)をどうにかしてくれ…



降谷「本物が目の前にいるんだぞ
もっとおれを見ろ」


コナン「ちょっ、安室さん…！」



私の視界はブラックアウトしました。


電波は届きません。

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