トリップしても普通に生きたい！！

訳が分からないでち。 ページ12

家に帰って速攻お風呂に入った私は
テレビをつけてメモ帳を机に置いた。



『今日の事を整理しよう』



・米花町にトリップしてきた
(前世の記憶はある)

・少年探偵団にあった。
哀ちゃんはいなかったけど

・安室さんと知り合った。
疑われてるけど

・今無職

・２０→２５



『今世紀最大の謎だよね
２０さいから２５さいって。

それどんな理由があるのよ』



私をここに連れてきたのが神様なら
せめて私のここでの設定とか書置きを残してくれればよかったのに



『いやもしや私が気付いてないだけかも…？』



朝起きてすぐでかけてしまったこの家を
よくよく考えればまだ隅々まで捜索していない



『ちょっとした希望をこめて捜索してみるか…』



よいしょ、と休んでいた腰を上げると
テレビのニュースがふと耳に入ってきた



"最近、女性を狙った誘拐犯が続出しています
日時や特徴などもばらばらでまだ詳しいこともわかっていません"



『さすが米花町は犯罪のニュースが絶えませんな。』



そのままテレビをつけっぱなしにして
私は別の部屋へと移る。



"経った今、速報が入ってきました。
今回も被害者が出た模様です。

今までは誘拐のみ行っていた犯人が殺人を犯しました。"


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐


『あったー！！』


よくよく見るとベットのサイドテーブルに書置きがあった。


『これでようやく設定がわかるわ！！』



相川 A (２５)


勝手に異世界へ飛ばしてしまって申し訳ないと思っている。
だが君をあのままにしておけば今頃君は死んでいたかもしれない



『まってハードすぎる』



あまりにも理不尽に殺されそうになる予知を見た私は
やむを得ずに他の次元へ飛ばすことにした。
しかし別の次元へ飛ばすにはそれなりの代償が必要である
そこで私は君を２０さいから２５さいへと成長させることで代償を０にした。



『ほお、そんな意味が』



君は上司へのセクハラが原因で今まで
ずるずると続けてきた空港会社を退職した



『セクハラされてたんか〜〜〜〜』



確かに前の世界でもいたわセクハラしてくる人
さりげなくスルーしてたけど



現在は公安警察の協力者として動いている



『待って』



もう一気に追いつけなくなったでち。



おそらく君はこれから喫茶ポアロに働くことになる
だが、それまでの資金などは通帳に振り込んでおいた。



『待って』



喫茶ポアロで働くことになるってなに

お兄ちゃん→←心が折れてまうやろ！！(折れた)

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