※激甘注意報※ [歌い手]

＊デートしてみた！＊3 ページ47

＊うらたぬき＊


『あ"あ"あ"あ"↑』

キーが高すぎて歌えない説。

「あーおもろいわーｗ」

『おい、草を生やすな。
草刈機買わんといけんでしょ』


こんな会話でも私たちは仲いいんだよ。
不思議だよね、うらたんと居たら
気持ちが楽になる。








「カラオケとか前に来たばっかなのに．．．」

『あーね！威風○々事件ですか』


私は笑いながら"ある曲”を入れる。






『さあ、うらたんよ。私のために○メオを
歌え』

「え．．．いや」

うらたんの声をさえぎるように流れ出す前奏。

歌う姿を横で爽やかな笑顔で眺めていた。
うん、かっこ可愛い。



「なににやにやしてんの気持ち悪い」

『私はいつもニヤ顔よ』

「なにそれ笑」


うらたんが久しくふわりと笑った。



『天使だ．．．！もう好き我が天使』

「てか．．．なんでカラオケ？」

『2人になりたかったのだ』


そうなんだ！家にいたら、

「うらたさん！ゲームしよ！」さかた☆

「うわ．．．うらさんの彼女足綺麗」志☆麻

「気ィつけんと襲われるよ？俺に((」☆センラ


島坂田船の方たちが来ちゃうのですよ！
．．．うん、迷惑。


「あれ、うらさんやないん？」

「あー！うらたさーん！！」

『もうやだ(白目)』


休日までいるなんて．．．
つらたん、うらたん。


「お前ら！あれ、センラマンは？」

「ナンパしたらビンタされてしょげてる」

『小声)あ、ざまあだ』




歌い続けてまる3時間。
島坂田船の方達も同行で。


「声があ"あ"」


うらたんがすんごい声をあげてる。

「小声)ねえ、最近うらさんといい感じ？」

『小声)あまり進展はないです』

「小声)あー．．．俺にいい考えがあるんだけど」


悪魔のような笑みを浮かべた志麻さんが持っていたもの。それは、


『ふぁ！！？それはもしや．．．び、やく。

で、でもbiyakuって惚れさせるってことですよね．．．もう意味ないんじゃ．．．』

またもや登場です、biyaku。


虚ろな目をして歌っているうらたんの
背中を軽く叩いて、「うん？」と
振り返ったところに

「おらあ！！スマッシュ！！！」

biyakuを飲ませようとする志麻さん。

「．．．っやめろばか！！」


勢いよくビンから出たbiyakuが私の
顔にあたる。


『ぶふぉっっ！！？』
顔面強打したせいで零れたbiyakuを
飲み込んでしまった。



目の前がくらくらしてきた。



『うらたんー！！大好きいいいいぃぃぃいい！！もう愛してるーー！！！♥』



biyaku＋叫び愛薬入りだそうです

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