6話 ページ6
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いつだか私が足を捻挫した時は
重岡「うわ、どんくさ」
そんなことを言いながらも
重岡「ほら、鞄貸せよ」
移動の時も登下校もいつも隣にいてくれて、
重岡「ん、」
…え、その体制はまさかの…？
背中に乗れ、的な…？
A「え、それは流石にいいよ…
高校生にもなってそれはちょっと…」
重岡「えー何？不満なん？
…あ、わかった、こっちがええんやろ」
ひょいっと私をお姫様抱っこ。
A「ちょ、無理無理無理！おろして！やだ！ねぇ！」
重岡「暴れたら落ちんで」
A「え、やだ…」
軽々と私を持ち上げた大ちゃん。
重岡「…おも」
A「一言余計だわ、あほ」
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大学時代にはそれなりに恋もしていた私。
好きな人ができた時、彼氏ができた時は真っ先に報告して、相談にも乗ってもらって、
振られた時に慰めてくれるのも いつも決まって大ちゃんだった。
重岡「まぁしゃーないしゃーない
次探そ！次！」
A「そんなすぐ見つかるもんじゃないじゃん…」
重岡「大丈夫やって、すぐ見つかるって！
お、ほら、さっそく隣におるやん、イケメンが！！よく見て！！」
なんて自分の顔を指さしていて。
A「…何言ってんの」
ちらっと大ちゃんのほうを見ると
重岡「うわ…その表情傷つくわ…
しげちゃんのガラスのハートが…」
A「は、うるさ」
重岡「なんやねん！もう！」
たくさんたくさん笑わせてくれたよね。
大ちゃんがいたから悲しい気持ちなんてすぐに忘れられた。
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落ち込んでいる時には誰よりも先に気づいてくれて
重岡「どした？元気ないやん」
なんて声を掛けてくれて。
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朝から具合が悪い時は
重岡「なぁお前熱あるやろ」
…お母さんですら気づかなかったのに。
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重岡「お、今日はいいことあったんやな！なになに、聞かせてや」
そんなことにも気づいてくれて。
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重岡「なぁ、A最近太った？」
…そんなことには 気づかなくてもいい。
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ひのりーる(プロフ) - 一波さん» 前作、今作とコメントありがとうございます(泣)頑張ります^ ^ (2019年4月16日 23時) (
レス) id: 7a7ddd48ba (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - 更新分まで読み終わりましたー!この二人見てると微笑んでまいますね(^^)続き楽しみにしてます(^^) (2019年4月16日 2時) (レス) id: 9b260c34a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひのりーる
| 作成日時：2019年4月14日 1時
