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目黒 side
『もしもしっ？ごめん、一人じゃ帰れそうにないから、とりあえず来て！』
スタジオから出て、ビルのエントランス。
しょっぴーと喧嘩して、めちゃめちゃ落ち込む康二を励ましながら歩いていると、そんな着信が。
「あー………ごめん康二、先帰って」
向井「どうしたん？なんかあったん？」
「なんかあったっぽい。悪いけど、ご飯また今度で。」
向井「それは全然ええけど………」
ラウールの慌てっぷりに『何かあったんじゃねえか』って、俺も急いで来た道を引き返した。
ラウールに言われた通り備品庫に来てみれば、今にも泣きそうな顔のラウールと、もう一人。
「………えっ？」
ラウール「めめのバカ！来るの遅いよ！」
「いやごめん、状況読み込めねえ。」
ラウールの腕の中にいたのは、今にも死にそうな雪平さん。
いやほんと、訳が分からない。
ラウール「ねえどうしよう？どうしたらいい？すごい熱なんだよ？」
「落ち着けって。とりあえず………荷物、雪平さんの荷物って、スタジオにあったよね」
ラウール「わかった、持ってくる！」
半泣きのラウールを落ち着かせるためにも荷物を取りに行かせて、その間に俺はタクシーを呼んだ。
聞けばすぐ近くを走っているらしく、５分程で到着するらしい。
ラウール「めめ！戻ってきた！」
「今タクシー呼んだから、そのまま着いてきて。」
ラウール「えっ、めめ………」
「うるせえ、今それどころじゃないでしょ。」
ラウールが荷物を持って戻ってきたのを見計らって、瀕死状態の雪平さんを背中に乗せた。
いわゆる“おんぶ”を俺がしたことでラウールは心底驚いていたけど、今はそんなこと気にしていられない。
エントランスまで雪平さんを背負って移動したけど、首にあたる吐息が妙に熱かった。
それからタクシーに乗ったけど、当然、雪平さんの家なんて知る訳もなく。
「………東京都○○区の○○まで。」
仕方が無いので、俺は自分の家の住所をタクシーの運転手さんに伝えた。
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まりも(プロフ) - 諒さん» 長らく返信出来ず申し訳ありません。先ほどこちらのコメントに気づきました…コメントありがとうございます。続編の更新を再開しましたので、もしよろしかったら遊びに来てみてくださいね！ (2021年8月29日 22時) (
レス) id: a0fbd747c8 (このIDを非表示/違反報告)
諒(プロフ) - 最高です(*｀ω´)b (2021年6月1日 16時) (レス) id: 900ac3960c (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - れもん。さん» コメントありがとうございます！感情移入しながら読んでくださっているのかな、と思うと、何だか胸がいっぱいです。完結まで、れもん。さんの大好きな作品であり続けられるよう頑張りますね！ (2021年3月31日 18時) (レス) id: a0fbd747c8 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - 亜沙さん» コメントありがとうございます！『雪解けのよう』と表現して下さいましたが、実はこの作品のタイトルを考える時に雪解けというワードを使おうか迷ってました笑 まさかのジャニヲタさんではない読者さんに驚きましたが、これからも読んで頂けるよう精一杯筆を執ります！ (2021年3月31日 18時) (レス) id: a0fbd747c8 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - きょうさん» コメントありがとうございます！この作品を好きになって頂けて、作者は本当に嬉しいです！これからも、お暇があれば是非、覗きに来てみてくださいね♪ (2021年3月31日 18時) (レス) id: a0fbd747c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりも
| 作成日時：2021年2月18日 22時
