刹那に過ぎる日常 ページ21
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その日は皆で夕食を食べて、そのまま解散した。
何だかんだ言って、彼らの空気感に心地良さを覚えてしまって、別れる時に寂しいなんて思ってしまったことはもちろん内緒だ。
それからと言うもの、仲良し五人組は週末が来る度に外泊届を出しては我が家に顔を出した。
「Aちゃ〜〜ん！ただいま！寂しかった？？」
『アハハ、ウン、スッゴクサミシカッタヨ』
「思いっきり棒読みじゃねえか」
「ツラい」
ちなみに、このやり取りは毎週恒例だ。
扉を開けた途端に萩ちゃんが飛びついてくるのだが、一回目以降は華麗に避けている。
さすがに初回は予想外すぎてまんまと捕まってしまった。だけど安心安全の【Aちゃんセコム】が発動して無事に助かったのだが。
Aちゃんセコムとは、言わずもがなお兄ちゃんズである。ヒロくんが私の捕獲にあたり、ゼロくんが萩ちゃんを引き離す。
その速さと言ったら尋常じゃない。僅か1秒だ。
「萩！何度言ったらわかるんだ、Aに抱き着くな」
「え〜〜降谷ちゃん固い事言わないでよ」
「萩原、」
「ごめんなさい」
ゼロくんの注意は軽く受け流すくせに、ヒロくんが名前を呼ぶだけで謝っちゃうんだからどうしたものか。それでも懲りずに毎回怒られてるんだけど。
『当の本人である私はそっちのけなのね』
「…Aも大変だな、」
『航にぃが私の心の支え』
「ハハハ！そうか！」
ぽんぽんと私の頭を撫でた航にぃが、皆から恨めしそうな目で見られていたが知らんぷりだ。
「A、文化祭で刑事役するんだろ。練習は順調なのか？」
『えっ！あ、そうなの、なんかどんなトーンで言うのが良いのかなとか、色々悩むことが多くて』
「ふうん…練習に付き合ってやろうか」
『ほんとにぃー！？！陣平ちゃん大好き！』
陣平ちゃんに至っては思わず抱き着いてしまった。だって、ねぇ、監督してくれるんだよ、もう大好きになるしかないじゃん(監督するとは言ってない)
すりすりと顔を擦り付けると控えめに頭を撫でられた。
そんな賑やかで笑いに満ち溢れた数ヶ月を過ごして、彼らはあっという間に卒業の日を迎えた。
今日は卒業式の日だ。終わったらそのまま、五人でこちらに帰ってくると言っていた。
もう午後からずっとそわそわしている。気持ちが落ち着かない。
何時頃になるんだろう、打ち上げとかしなくていいのかな。そんな事をモヤモヤと頭の中で考える。
すると、インターホンが鳴って。
____大好きな人達の声が聞こえた。
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天桜＊(プロフ) - ネイジェさん» はじめまして！コメントありがとうございます！本当に楽しみですよね…！！動いてる皆に会えるのが待ち遠しいです…！お気遣いありがとうございます、お互い体には気をつけましょうね；；更新頑張りますのでどうぞお付き合いよろしくお願いします☻ (2021年12月18日 22時) (
レス) @page28 id: 2fdd3479dd (このIDを非表示/違反報告)
ネイジェ - いやもう面白すぎ！！来年の映画、楽しみですよね・・・！オタク仲間？か、どうかは分からないけど、応援してます！更新頑張って下さーい！！体にも気を付けてくださいね！ (2021年12月18日 19時) (レス) @page28 id: 09b28cb614 (このIDを非表示/違反報告)
天桜＊(プロフ) - ソラさん» 初めまして！コメントありがとうございます！！そう言っていただけて嬉しいです〜！！一緒にいるだけで元気を貰えるような、そんな妹ちゃんを目指して書いてます…！！ゆっくりではありますが更新していきますのでよろしくお願いします！！ (2019年8月22日 17時) (レス) id: 4b54fd1f63 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 初めまして。小説読みました。ごーうぃんぐまいうぇいな妹ちゃん可愛すぎ(*¨*)こんな妹ちゃんだからこそ、警察学校組は頑張って行けるんだろうなと思いました。続き楽しみにしています。(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2019年8月22日 14時) (レス) id: 488a1f3fec (このIDを非表示/違反報告)
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